『ONE PIECE(ワンピース)』の世界では、一見関連性のなさそうなキャラクター同士の意外な関係性が、ファンの間で考察されています。特に注目を集めているのが、ある3組の意外な親子説です。性格や外見、言葉遣いなどから推測されるファンの考察を振り返ります。



画像は「ONE PIECE 14thシーズン マリンフォード編 piece.5」DVD(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】確かに雰囲気そっくり(笑) こちらが親子かも知れない人物です(5枚)

しれっと親子が判明した?

 人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』(作:尾田栄一郎)では、まだ明かされていない登場人物たちの意外な関係性が、ファンの間で話題を呼んでいます。特に注目を集めているのが、ある3組の意外な親子説です。

フランキーとクイーン

 2024年9月4日に発売された「VIVRE CARD ~ONE PIECE図鑑~ BOOSTER PACK 脅威!「新世界」の強者達!!」では、元「四皇」の「カイドウ」率いる「百獣海賊団」の「大看板」のひとり、「クイーン」が取り上げられました。

 クイーンの生涯が描かれた「History」には、39年前に「平和研究所MADSに所属し殺戮(さつりく)兵器を量産」、36年前に「子供が生まれる」とあり、さらには26年前に「息子を捨て、百獣海賊団に加入」と書かれています。

 36年前といえば「麦わらの一味」の船大工「フランキー」が生まれた年です。また子供の頃に海賊の親に捨てられたという彼の過去や時系列、内容ともに一致し、発明が好きだという共通点もあります。

 ふたりの親子説を唱えるファンからは「もしワノ国でフランキーとクイーンが戦ってたらどうなってただろうか……」「サンジ君は仲間の父親に殺されかけてたってこと?」などの声があがっていました。

ブルックとクザン

「麦わらの一味」の音楽家「ブルック」と、元「海軍大将」である「クザン」との間にも、一部のファンの間で親子説がささやかれています。このうわさが生まれたきっかけは、ブルックの「生前の姿」でした。

 生前のブルックの容姿がクザンによく似ており、さらにコミックス65巻の質問コーナー「SBS」で描かれたクザンの幼少期の姿とブルックの幼少期の姿も似ています。

 コミックス50巻489話では、ブルックが海賊になる前に「とある王国の護衛戦団の団長」を務めていたことが明かされた程度でブルックの生前の情報はほとんどありません。このような事実から、クザンとの親子説が出たようです。

 ファンからは「これは新しい考察だなー」「時系列を考えると、祖父と孫の関係のほうが納得できるかも」と、新発見に納得する声が見られました。

サカズキとひばり

 海軍の「元帥」である「サカズキ」と、海軍本部機密特殊部隊「SWORD」の隊員である「ひばり」も、「~けェ」という独特の言葉遣いから、親子説がささやかれています。

 ふたりの親子関係が疑われているのは言葉遣いだけではありません。コミックス60巻592話の扉絵では、赤犬の腕に「剣」のタトゥーが彫られていることが判明しました。「SWORD」とは剣を意味することから、赤犬が「SWORD」に関係しており、ひばりの父親説が浮上したのです。

 また、赤犬が制服の胸に挿してあるバラの花について、歌手の美空ひばりさんが愛した「マダムヴィオレ」という品種と推測されており、親子説が有力視されるようになりました。

 ネット上では「同じくSWORD隊員の『孔雀』は『おつる』さんの孫だし、赤犬とひばり親子説はあり得る!」「赤犬が娘にデレデレだったら……ギャップ萌えでちょっと好きになるかも」など、赤犬とひばりの親子関係を期待するファンも多くいます。