うなぎの調理法としてよく知られているのは蒲焼きや白焼きですが、焼き鳥のように一口ごとに串を打った「串焼き」も乙なものです。うなぎの部位ごとにカブト、バラ、ヒレ、肝、くりからなど種類もさまざまにあり、蒲焼きなどでは分かりにくい味の違いが感じられるのもうれしいところ。今回は「東京のうなぎ串(うな串)の名店」というテーマについて考えてみましょう。
東京の「うなぎ串」の名店
中野の「川二郎」は、1968年創業のうな串の老舗。姉妹店や出身店など関連するお店も多く、「味治」(中野)、「川勢」(荻窪)、「くりから」(東中野)などが知られています。串は肝、ヒレ、エリなどの5本1セットが最初に出てきて、その後は尾ヒレや短冊など1種類ずつの注文も可能。うなぎの味を隅々まで堪能できます。
2024年3月より建て替え工事のため一時休業中ですが、「新宿うな鐵」も忘れてはいけない名店。午前11時から営業しており、昼からうな串を片手に一献傾けるにはぴったりです。営業再開は2025年6月を予定しているとのことです。
自由が丘駅の北口すぐのところにある「ほさかや」も、1950年オープンの人気店。コの字型のカウンターはまさしく大衆居酒屋の風情で、安価にうな串を楽しめます。焼酎や日本酒などのお酒も安く、行列ができるほどにぎわっています。
このほかにも、「カブト」(新宿西口駅)や「うなちゃん」(国立駅)など、まだまだある東京のうな串の名店。皆さんが好きなのは、どのお店ですか?