エルメス(HERMÈS)のバーキンには買い方があると言われています。希少性が高いため、正規店でバーキンを紹介されるのは一部の限られた顧客だけという声も。顧客になるには、エルメス製品の購入履歴や販売員との信頼関係を築く必要があると言われています。エルメスのバーキンの買い方やルールなどを紹介します。
エルメス(HERMÈS)のバーキンが買えない理由
製作に時間がかかり、需要が高いエルメス(HERMÈS)のバーキンは、品薄状態が続いているため入手困難と言われています。まずは、正規店でバーキンが買えない大きな理由を解説します。
需要が高いから
バーキンは需要が供給を大きく上回っていて、常に品薄状態が続いているため手に入れるのが難しいと言われているアイテムです。バーキンの洗練されたデザインと高品質なつくりから、手に入れること自体がステータスと考える人は多く存在します。SNSの普及によって、ハイブランドのアイテムに興味を持つ人が増えたのも品薄の一因となっているのかもしれません。
また、バーキンを資産として購入する人も存在します。価値が年々上がっているため、年月が経てば定価以上の価値が出ると言われることもあるようです。これらのさまざまな需要にバーキンの供給が追いついていない状態から、入手困難な状態が続いていると考えられます。
製造できる数に限りがあるから
供給が追いつかず品薄状態が続いているのは、バーキンの製造に時間がかかり、生産数が限られているからという理由も。バーキンはパーツごとに分担して製作されるのではなく、最初から最後まで1人の職人の担当で製作されます。1人の職人が1か月に作れるバッグは、10個ほどと言われています。需要に応えて大量生産に切り替えるのではなく、製作に対するこだわりを守り続けているため希少価値が崩れないとも言えるでしょう。
顧客に優先される場合があるから
エルメスの店舗にバーキンが入荷されていたとしても、購入できない場合があります。エルメスは、長期にわたって多くの商品を購入している顧客を優先してバーキンを販売するという説があります。購入実績のある顧客ほど信頼され、希少なバーキンを優先して手に入れやすくなっているのかもしれません。著名人やコレクターが複数のバーキンを所有しているのは、購入履歴が豊富なので優先されていると考えられます。初めてエルメスで購入する顧客は常連顧客よりもバーキンを手に入れづらいですが、タイミングによってはチャンスが訪れるかもしれません。
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エルメス(HERMÈS)のバーキンを買う時のルールとは
エルメスのレザーバッグには、購入制限が存在します。また、非公式ではありますが暗黙のルールが存在するという説も。バーキンを買う時のルールについて解説します。
購入制限
バーキンを始めとするエルメスの人気バッグは、購入できる個数が決まっています。レザーバッグは1日につき1人1点しか購入できないのに加え、以下のような人気コレクションは年間に2点までの購入制限があります。
<年間制限対象モデルの例>
バーキン
ケリー
ピコタン
リンディ
ボリード
ガーデンパーティー
エブリン・アマゾーヌ(16)
イン・ザ・ループ
24/24
コンスタンス
既に上記のバッグを2点購入していると、年内はバーキンを購入できないかもしれません。ただし、購入制限は変更される場合もあるので、事前に公式サイトなどで確認するのがおすすめです。
30分ルール
上記の購入制限に加えて、バーキンには「30分ルール」と呼ばれる非公式なルールが存在すると言われています。30分ルールとは、「エルメスの正規店で紹介されたバーキンは、30分以内に購入の意思を示さなければならない」というもの。30分と厳密に決まっているわけではありませんが、長時間迷っていると購入できない場合があるかもしれません。正規店においては取り置きはできず、即決を基本と考えておくと良いでしょう。