セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

妊娠・出産でのキャリア離脱が生んだ後悔



仕事を辞めなければ…(写真:iStock)

 また、夫より収入が少ないという事実も、負い目を感じる大きな要因の一つです。妊娠や出産をきっかけに仕事を辞めた期間があり、その間にキャリアの空白ができたことを、正直後悔しています。

 もし、あのときキャリアを中断していなければ、今とは違う立場に立っていたのではないか…。そんな考えが頭をよぎります。しかし、実際に産休・育休を取得してキャリアを続けている友人たちの話を聞くと、その生活もまた決して楽ではありません。

 特に、小さな子どもがいる家庭では、突発的な病気や保育園からの呼び出しで仕事に穴を開けざるを得ない場面が多いそう。

 そのたびに周囲への申し訳なさや自分自身の疲労感が積み重なり、精神的にも追い詰められると言います。

 そう考えると、仮にキャリアを継続していたとしても、夫と同等、もしくはそれ以上の収入を得るのは難しかったのではないか、とも思えてきます。

 女性が働き続けることの現実を改めて突きつけられるテーマでもあります。

(豆木メイ/フリーライター)