長濱ねる (C)週刊実話Web

「数字(視聴率)はともかく、いろいろ話題になっています」(テレビ局関係者)

10月6日からスタートした今クールの連続ドラマ『若草物語〜恋する姉妹と恋せぬ私〜』(日本テレビ系・日曜午後10時30分〜)。

「今作は、アメリカの作家のルイサ・メイ・オルコットが手掛けた不朽のベストセラー『若草物語』が原案です。もし、あの4姉妹が令和のニッポンに生きていたらという発想から、舞台を大胆に現代に置き換えて描かれています」(テレビライター)

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しかし、ネット上には、《時代設定や国も違う。それだけでも全く違う物語になるのだから『若草物語』が原案だとしても、メインタイトルに『若草物語』とつけるのはやめたほうが良い。『4姉妹物語』とかで良いんじゃない?》《このドラマに『若草物語』ってタイトルをつけるのは嫌だ。ビックリするほど共感できない》などの声が相次いだ。

「確かに、原案とは設定が大きく違い、“4姉妹”ということしか共通点がありません。“本家”を読んだことがない人たちにこういう話だと思われたら嫌だなという気持ち、よ〜く分かります。また、誰もが知っているであろうと安易に作品名を使ってほしくなかったという気持ちもよ〜く分かります。ただ、今回“熱演”している彼女たちには、何の罪もありません」(日本テレビ関係者)

その4姉妹とは――。
●長女・町田恵 仁村紗和(ニムラ・サワ1994年10月13日生まれ・30歳)。
●次女・町田涼 堀田真由(ホッタ・マユ1998年4月2日生まれ・26歳)。
●三女・町田衿 長濱ねる(ナガハマ・ネル1998年9月4日生まれ・26歳)。
●四女・町田芽 畑芽育(ハタ・メイ2002年4月10日生まれ・22歳)。

「見事なまでに、役柄が生まれた順になっていますね。皆、有望な女優ばかりです」(芸能ライター・小松立志氏)

仁村紗和と堀田真由は楽屋で関西弁トーク

では、1人ずつ4姉妹を見ていこう。

仁村は大阪・枚方市の出身で、2014年、芸能界入り。

「所属事務所は“安達祐実以来の本格派”として期待を寄せています」(芸能プロ関係者)

芸能界入りする前に20社以上から声を掛けられ、デビュー後は2年間で15本のCMに出演した仁村は、“太眉女優”としても有名だが、このところの活躍は目覚ましい。

「2020年放送のNHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の出演で注目を集め、昨年は『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)で初の月9ドラマ出演を果たしました」(前出・テレビ局関係者)

一昨年の夏ドラマ『あなたのブツが、ここに』(NHK総合)では、宅配ドライバーを好演した。

「このドラマ出演のため、17日間で普通自動車免許を取得したという根性の持ち主でもあります。本人は『おちょやん』への出演が転機になったと話しています」(NHK関係者)

そんな仁村は、撮影現場で三十路入りした。

「共演者やスタッフに祝福されて、とても喜んでいました。『最後まで健康第一で一生懸命頑張ります』と話していました」(芸能関係者)

同ドラマの主演を務める堀田は今年、『第45回ヨコハマ映画祭』最優秀新人賞、『2024年エランドール賞』新人賞を受賞。乗りに乗っている。

「次女の涼は勝ち気で口が達者。気持ちが高ぶったり激怒したりすると、話すスピードが増すという役柄設定です」(ドラマ関係者)

普段は、言葉を選びながら、ゆっくり話すという堀田。

「ですから、涼の役は難しいと細心の注意を払いながら演じています。もっとも、滋賀県出身なので、楽屋で大阪出身の仁村と関西弁でペチャクチャやっています」(同)

2014年、所属事務所『アミューズ』が5年ぶりに行った新人発掘イベント『オーディションフェス2014』に自ら応募。3万2214人の中からWOWOWドラマ賞を受賞しデビューした。そして、2017年後期のNHK朝の連続テレビ小説『わろてんか』で主人公の妹・りんを演じ、一躍、全国区の女優となった。

「1年間で13作の映画やドラマに出演したことがありますが、食べることが大好きで、収録現場でも本番直前まで食べています。太り過ぎに要注意です」(映画関係者)

3大好物は、馬刺し・生牡蠣・焼き肉。

「これを、CMにも出ていた生ビールを飲みながら食らうのが至福のときだそうです。まだ、色気より食い気なのでしょうか」(前出・小松氏)

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畑芽育が目指す女優は木村文乃

長濱は、役者志望でおっとりキャラの三女を演じている。

「控え室でも、皆の緩衝材的存在で、ほんわかムードを作り出しています」(ドラマ制作スタッフ)

2015年、『欅坂46』1期生のオーディションを受けファイナリストに残りながらも、母親の猛反対で最終審査の当日、長崎(出身地)へ連れ戻されたというエピソードを持っている。

「それでも、2016年4月にデビューしてからは、アイドルとして順調にステップアップしました。進学校出身の頭の良さと美しさが彼女の魅力です」(アイドルライター)

そんな長濱は、報道番組『news zero』(日本テレビ系)の火曜パートナーとして出演するようになってから約2カ月。

「当初は、かなり戸惑っていましたが、言いたいこと、話したいことをメモ書きにして本番に臨むようになってから良くなってきたと思います」(テレビウオッチャー)

末っ子役の畑は、1歳の頃から芸能活動を開始。インタビューでは、「気がついたときには、もう仕事をしていました」と話している。

「一見、バタくさい印象を受けるのは、祖父がアメリカ人のクオーターだからでしょう」(スポーツ紙記者)

友人には、山田杏奈や玉城ティナがいて、LINE仲間を形成しているという。

目指す女優は、木村文乃なのだとか。

「中1の頃、『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)で共演した際、正座して挨拶してくれたことにとても感動したからだそうです」(同)

4姉妹はこれから皆、活躍の場を広げていくのは間違いない。

「週刊実話」12月5・12日号より内容を一部変更