F1デビューのジャック・ドゥーハン、カーナンバーはライコネン継ぐ「7」に決定。同期昇格アントネッリは12番

 2025年シーズンにアルピーヌからF1デビューを果たすジャック・ドゥーハンは、自らのカーナンバーとして「7」を選択したことを発表した。

 F1の現在のスポーティングレギュレーションでは、ドライバーはF1のキャリア全体において保持する恒久的な番号を選択することになっている。ここで使用された番号はドライバーが2シーズンにわたってF1から離れた場合には、また別のドライバーが使用できることとなっている。

 当初、ドゥーハンはこの番号選択おいて12番を希望していた。ただこの番号は既にメルセデスの新人であるアンドレア・キミ・アントネッリが使用することとなっていたのが判明したため、ドゥーハンは改めて別の番号を選ぶ必要があった。

 そしてドゥーハンは、カーナンバーに「7」を使用することになったとアルピーヌが先日発表した。この番号を選んだ理由を、ドゥーハンは次のように説明した。

「これに決まりだ。2025年の僕のレースナンバーは7になる」

「凄くワクワクしているよ」

「以前レースで使っていたこの番号で行きたいと思っていたんだ。僕にとっては意味のあることだ。2019年に7番で走っていた」

「そして僕のアイドルのひとりで、とても特別な人物であるキミ・ライコネンも、この番号を使っていたんだ」

「それを僕が引き継げるのが本当に楽しみだ。そしてもちろん、7番から幸運をいくらか貰えればいいね」

 ドゥーハンも言及しているが、彼は2019年にユーロフォーミュラ・オープンに参戦していた際に7番を使用していた。

 そしてライコネンは2014年から2021年まで7番を使用していたが、前述の規定によって2024年からこの番号は使用可能となっていたため、ドゥーハンが7を選ぶことができた。

 一方で「12」をカーナンバーに選んだアントネッリは、これが伝説的F1ドライバーのアイルトン・セナが1985年からタイトルを獲得した1988年にかけて使用していたことにちなんだモノだと説明した。

「ああ、僕は12番を使うことになる」とアントネッリは言う。

「好きな番号はたくさんあるけれど、12番は特別な番号だ。アイドルのモノでもある。F4からこの番号を使ってきて、12番で上手くやってきたんだ。だから来年これを変える理由はないよ」