元読売ジャイアンツのデーブ大久保(大久保博元)氏が、自身のYouTubeチャンネル『デーブ大久保チャンネル』で、田中将大選手を自由契約にした東北楽天ゴールデンイーグルスと石井一久シニアディレクター(SD)に怒りをあらわにした。

■田中選手の自由契約に独自見解

大久保氏は「批判ではなく、意見を言わせてもらう」と前置きしたうえで、田中選手の自由契約を「大事件です」と表現する。

さらに同選手が2013年の日本一に大きく貢献した功労者であることや本拠地の仙台や球団を「愛している」と持論を展開。

そのうえで「その選手が嫌になるほど、退団させてほしいというほどの提示をした。僕の予測だと、1億は切りましたね。4、5,000万ぐらいの額で契約をしてくれないかと言わなければ、あんなことにはならない」と語った。

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■石井氏の責任に言及

大久保氏はその後、GMから監督に転身し、成績不振のため退任後、シニアディレクターとして編成を担当している石井一久氏に「責任を取っていない」と指摘。

そして「球団職員の人たちがやる気をなくす。『なんで将大がいなくなって、あなたがいるんですか』と思っているのでは」とコメントする。

田中投手が功労者であることを強調したうえで「今回の退団は全てにおいて、終わっちゃったなと思う。僕も応援していますけど、終わったな、このチームって。一時、応援できないぞ、なんだよって。俺たち人間なんだぞという気持ちになりました」と持論を展開した。

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■「球団がなってもらわないと」

退団の理由について大久保氏は再度「GMから『田中選手、よくやってくれたけど、この年俸しか払えないよ』という話があったのでは」と指摘。

続けて「田中選手が『俺はいらないんだな、必要とされているところに行こう』となったのだろうと思います」と予想する。

楽天球団には「僕の仲間にも仙台の会社の人がいて、応援したくない、スポンサーなんてやりたくない。イーグルスは好きだけど、楽天は嫌いだという人がたくさんいる」「東北の人たち、全国の人たちが、また応援したいと思うようなチーム、体制に球団がなってもらわないと」とメッセージを送った。

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■ヤクルトが獲得調査か

田中投手の自由契約については批判する声がある一方で、ヤンキース退団後9億円で契約しながら、4年で20勝と成績が出なかったことから「功労者として十分な扱いをした」「妥当な判断」という声も存在する。

なお24日の退団発表後、かつてバッテリーを組んだ嶋基宏コーチのいる東京ヤクルトスワローズが、獲得調査に乗り出す意向を示したと報じられている。

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■大久保氏が楽天球団と石井SDに怒り
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治