HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に登場する「ラーミア」がX(旧:Twitter)でトレンドに。飛行速度の遅さに、賛否両論が巻き起こっています。



すぎやまこういち先生による曲「おおぞらをとぶ」が流れるなか、ゆっくりと飛翔するラーミア

【画像】え…こっちのほうが問題では? コチラが「グラフィックが同じ」でファン激怒のムフフ装備です(4枚)

ゆったりと飛行するのは、すぎやまこういち先生の音楽に合わせたため?

 2024年11月25日、X(旧:Twitter)で『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に登場する「ラーミア」がトレンド入りしました。HD-2D版では、発売前に公開された映像で誕生シーンが流れ、リメイクによってより荘厳に描かれたラーミアの姿に感動した人も多いでしょう。

 ところが、実際にHD-2D版をプレイし、ラーミアを入手したプレイヤーからは、「マップの広さに対して、飛行速度が遅過ぎる」という声があがっているのです。ファミコン版、スーパファミコン版、ゲームボーイカラー版、それぞれのラーミアの飛行速度をHD-2D版と比較した動画がファンからアップされたのをきっかけに、不満の声をあげる人が続出したようです。

 確かに、過去作と比べるとかなり速度がゆっくりで、徒歩や船のようにBボタンでの加速もありません。ラーミアを入手して、世界中を飛び回って「キラキラ」を集めよう、と意気込んだプレイヤーは、「やってられない」となってしまいそうです。決まった目的地があるならば、ルーラで近くまで移動し、そこからラーミアに乗れば移動距離は短くて済むのですが……。着地についても、青いマークであれば着陸可、赤であれば不可、と分かりやすく、ターゲットを移動させて狙いを定めれば、スピーディーに降りることができます。とはいえ、目的の場所にターゲットを合わせるのも手こずることがあるのが難点です。

 一方で、「すぎやまこういち先生の『おおぞらをとぶ』に合わせたスピードだからこれでいい」という声もあがっています。名曲を堪能しながら、羽ばたくラーミアの背で悠々と空を飛ぶのは『ドラクエ3』の醍醐味でもあります。とはいえ、十字キーを入力し続けないと、ラーミアは止まってしまいます。また、前述のように、目的地付近までルーラで移動する運用をすると、音楽がほとんど聴けないまま、となってしまいます。

 ネット上では、「この遅さはあんまりだ。アップデートしてほしい」という声と、「曲と合っているしこれが正解」という声とで二分されているようです。また、着地地点を示すターゲットが「風情がない」という意見もありました。「影にするか、オンオフできるようにしてほしい」という意見も見られます。

HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』:
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