【新日本】オーカーン&HENAREが無敗EVIL&成田止めてWTL2勝目 1・5東京ドームでヤングバックス迎撃へ

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』ビッグパレットふくしま(2024年11月26日)
Aブロック公式戦 ○グレート-O-カーン&HENAREvsEVIL&成田蓮×

 IWGPタッグ王者・オーカーン&HENAREが無敗だったEVIL&成田を撃破してWORLD TAG LEAGUE2勝目。1・5東京ドーム大会での挑戦を表明したヤングバックスの迎撃を宣言した。

 Bブロックでここまで唯一の無敗がEVIL&成田のHOUSE OF TORTUREコンビ。3戦目となったこの日、IWGPタッグ王者・オーカーン&HENAREが待ったをかけるべく立ちはだかった。

 EVIL&成田の奇襲攻撃で幕開け。成田がHENAREにフロントハイキックを連発したが、HENAREはショルダータックルで吹き飛ばし、サッカーボールキック、セントーンの波状攻撃に出る。オーカーンもモンゴリアンチョップ連打、地獄突き、玉座と得意技を連発。オーカーンがモンゴリアンチョップ、HENAREがサッカーボールキック、オーカーンがジャンピングボディプレスの連続攻撃を浴びせた。

 成田がフロントハイキックで反撃すると、EVILが本部席破壊式フェンス攻撃に出る。コブラツイストで捕らえると、成田、セコンドのディック東郷、実況席の金丸義信が手を引っ張って拷問。成田はトップロープに顔面をこすりつけるなどラフ殺法で追撃し、EVILとのダブルタックルでねじ伏せた。

 オーカーンが起死回生の一本背負いでEVILをぶん投げ、HENAREが三角飛びレッグラリアット、ランニングローキックと蹴りまくったが、EVILがコーナー金具ホイップ攻撃で逆転。成田が串刺しフロントハイキック、ハーフハッチ、コーナー金具ホイップ攻撃と猛攻に出ると、EVILはフィッシャーマンバスターからのScorpion Deathlockで捕らえた。

 耐えたHENAREはEVILにラリアットを叩き込んで逆襲。オーカーンがスパインバスターで成田を叩きつけ、飛行機投げ、巴投げ、フロントスープレックスと投げまくって巻き返す。肩固め、スリーパーで絞め上げたが、成田も飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで応戦。断頭台で叩きつけると、脇固めで絞め上げた。

 地獄の断頭台はオーカーンが阻止。HENAREが飛びヒザ蹴りで援護射撃すると、オーカーンは大空スバル式羊殺しで絞め上げる。金丸がエプロンに上がってレフェリーの注意を引きつけると、EVILと東郷がマジックキラーの構え。オーカーンがEVILを振りほどいて食い止めたものの、EVILがレフェリーに激突。無法地帯となった中、「帰れ!」コールも構わず拷問軍は総出の連続串刺し攻撃、東郷がパイプカットとやりたい放題。成田が地獄の断頭台でオーカーンに追い討ちをかけた。

 すかさず成田が改造プッシュアップバーで殴りかかったが、オーカーンがかいくぐると、HENAREがボディブローをお見舞い。HENAREがランペイジ、オーカーンがエリミネーターを立て続けに決めてEVILを排除した。孤立した成田はプッシュアップバーで再び殴りかかったものの、オーカーンが回避。次の瞬間、HENAREとの合体技IMPERIAL DROPを爆発させて3カウントを奪った。

 オーカーン&HENAREが2対4の逆境を打破。EVIL&成田に初黒星をつける2勝目を挙げた。マイクを持ったオーカーンは「ひれ伏せ、福島の愚民ども!」と絶叫。「いいか…」と続けようとした時、場内が暗転し、ビジョンにAEWのヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)が登場した。二人は自宅にいるようでマシューが「俺たちは新日本で最も成功したタッグチームであり、BULLET CLUBとしてもビッグネームだ。1月5日、日本に戻ることにした」とあらためて宣言すると、ニコラスが「俺たちが引退する前にやるべきことが一つある。それはIWGPタッグのベルトを俺たちの腰に巻くことだ」と挑戦を表明してきた。

 ヤングバックスはBULLET CLUBの一員として新日本に参戦していた2018年6月、第80代IWGPタッグ王者に君臨している。これを受けてオーカーンは「余たちは懐が深えからな。このWORLD TAG LEAGUE優勝するのは我々だ。1・5東京ドーム大会の相手をどうしようか迷ってたところだ。いいだろう、ヤングバックス、余たちが相手してやる」と受けて立つ構えを見せた。

 オーカーン&HENAREの次戦は11・28水戸大会における矢野&オレッグ戦。「このKOPW、ニュージーランドのシングルチャンピオン、そしてIWGPタッグの2冠王タッグがこのWORLD TAG LEAGUEを支配して、1・5も支配する。いいか、これがHENARE、グレート-O-カーンの力だ。ひれ伏せ、愚民ども!」と締めたオーカーンはIWGPタッグ王者としてタッグリーグ戦を制し、タッグ2冠王としてヤングバックスを迎え撃つつもりだ。