『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』ビッグパレットふくしま(2024年11月26日)
Aブロック公式戦 ○マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストvs棚橋弘至&邪道×
邪道の奮闘を断ち切った“TMDK”ニコルス&ヘイストがタッグリーグ2勝目を挙げ、「これ以上負けることはないだろう」と宣言した。
元IWGPタッグ王者・ニコルス&ヘイストのTMDKコンビは2戦目でナチュラル・クラシックスとの豪州対決を制して初白星。3戦目となったこの日、棚橋&邪道と対戦した。
棚橋がニコルスにダイビングボディアタックを放って先制すると、邪道とのダブルショルダータックルでニコルス、ダブルバックエルボーでヘイストをなぎ倒し、二人でエアギターをかき鳴らす。TMDKはニコルスのドラゴンスクリューを足がかりに足攻めで邪道を劣勢に追い込んだ。
邪道がフライングショルダーをヘイストに決めて打開すると、棚橋がニコルスにフライングフォーアームを放ち、ヘイスト、ニコルスの順でドラゴンスクリューを次々に決めた。ニコルスにダイビングサマーソルトドロップを投下し、DDTで反撃されてもスリングブレイドをさく裂させた。ハイフライアタックで二人まとめてなぎ倒し、邪道に託した。
呼応するように邪道はヘイストにラリアットを叩き込み、エプロンを利しての場外グリーンキラーを敢行。リングに戻ってもグリーンキラーで突き刺したが、予告したガンスタンが不発に終わると、ヘイストが後頭部へのゼロ戦キックで逆襲し、ニコルスのラリアットとヘイストのマッケンローを同時に叩き込んだ。
粘る邪道はニコルスのラリアットをヘイストに誤爆させ、棚橋がニコルスにスリングブレイド、ヘイストにツイスト&シャウトを次々にさく裂。邪道がクロスフェース・オブ・JADOでニコルスを絞め上げた。が、逃れたニコルスはスライディングラリアットで逆襲。変型レッグロックで絞め上げて邪道をギブアップさせた。
邪道の奮闘が光ったものの、最後はTMDKが快勝。タッグリーグ2勝目を挙げ、白星先行とした。折り返しとなる4戦目は11・28水戸大会。EVIL&成田と対戦する。ヘイストが「ずいぶん前に一度負けたが、もうそんなこと憶えちゃいない。俺は“自分の言葉”を引用して言ったのさ。俺たちはこれ以上負けることはないだろう」と断言すれば、ニコルスも「俺たちは最後まで突っ走るからな」と宣言した。
【試合後のニコルス&ヘイスト】
▼ヘイスト「あいつに1インチ縮められた。俺を1インチ縮めやがった。なんてクソ野郎だ、クソ野郎、クソォ〜。2点だ。2点追加。すでにある点数に2点足して、たぶん…」
▼ニコルス「5点だ」
▼ヘイスト「3点に加えて2点を足す。しかしだ、算数なんてどうでもいい。重要なのは勝つこと、勝つこと、勝つことだ。ずいぶん前に一度負けたが、もうそんなこと憶えちゃいない。俺は“自分の言葉”を引用して言ったのさ。俺たちはこれ以上負けることはないだろうと。俺たちはこの勢いに乗った列車を失っていないぞ。TMDK、ポッポー、アイス、スノーピアーサーだ。俺たちは北にいて、さらに北に向かってる。もしかしたら少し雪が降ってるかもな」
▼ニコルス「どうするんだ?」
▼ヘイスト「気にしないさ。ここにすでに雪はあるから。俺たちは雪の中を突き進んでる! 雪の中を突進だ! これはトンネルだ。俺たちの勝利を妨げようとしているトンネルだ。(※自分の手を列車に見立てて)これがTMDKの列車だ。ポッポー、シュッポッポー。ポッポー、シュッポッポォォォー!!」
▼ニコルス「ッポー」
▼ヘイスト「俺たちを阻止しようとしているトンネルをTMDKが突き破った! 言ってやれ、マイキー!」
▼ニコルス「こっからどう続けりゃいんだよ? 凄ぇな。あれはただタップじゃなかった。ただの1、2、3じゃない。あれは『タップ! タップ! タップ!』だった」
▼ヘイスト「あれは(※早口で)『12345678910!』だった。ヤツはパニクってたぞ。俺には正攻法は通じないぜ」
▼ニコルス「グッドラック。TMDKに慣れることだ。俺たちは最後まで突っ走るからな」
【試合後の棚橋&邪道】
▼邪道「強ぇ! エース、あいつら強ぇよ! チクショー! 強すぎる、あいつら! いったいなんなんだよ、あいつら! メチャメチャ俺、エース、あいつらと当たるの楽しみにしてたんだよ。俺の想像の倍超えてきやがったよ。強ぇよ、あいつら! チクショー!(※と先に控室へ)」
▼棚橋「邪道さんがこんなにも1つの試合で悔しい気持ちを、僕よりもキャリアのある選手が悔しいって、これはもう俺が燃えないわけにはいかないわ」
