こうすればミート率があがる! プロが教える簡単テクニック

「思うように打てない」「どうしたらうまくなれる?」と悩むゴルファーたちにゴルフが楽しくなる上達法をレッスン! 今回は「こうすればミート率があがる!」そんなテクニックをピックアップ。どれも簡単にできるものばかりなのでぜひ試してみてください!

LESSON 01

スタート前にすれば
ミート率がアップ!?
超簡単に調子を整える方法

朝は気温が低めで、体が冷えていますよね。そこでスタート前に有効なのが「ジャンプ」です。まずはクラブを持たずに直立し、足を肩幅よりやや広めにして軽くジャンプ。次に前傾姿勢を作り、同じようにその場でジャンプします。

これを数回行なうと、血流がよくなり体が温まると同時に上半身の余計な力が抜けるという効果があります。加えて、着地時に足裏ののほぼ真ん中に体重が乗るため、前後の体重配分が適正に。正しく構えることができます。

クラブを持ったときも、ジャンプする感覚でカカトを浮かせたり足踏みをすると、全体のバランスがよくなり、ミート率がアップします。

橋添 穂
●はしぞえ・みのり/2000年生まれ、山梨県出身。154㎝。21年のプロテストに合格。23年にステップアップツアーのラシンクRKBレディスでプロ初優勝。今シーズンはレギュラーツアーでのシード入りと優勝を目指す。Trees所属。

LESSON 02

足の指先で地面をグッとつかむ!
アイアンのミート率をあげるコツ

アイアンはボールを正確にとらえることがもっとも重要ですが、スイング中に足がめくれたりヒザが割れたりすると、ミート率が極端に悪くなってしまいます。このように足がバタつく人は「足の指先で地面をつかむ」のがオススメです。

構えるときに合計10本の指先で
地面をグッとつかみ
左右の拇指球の間でスイングを作ると……

 
トップの状態では右足や右ヒザの位置が一定になり、右へのスエーを防求ことができ、フォロー時は左サイドのカベが強固になり安定したスイングになります。体が流れず軸が安定するぶん、ミート率がアップ。ちなみに私は、アイアンにかぎらず、ドライバーからパターまですべてこの方法を採用しています。

また、トップは右足の拇指球、フィニッシュは左足の拇指球に体重を乗せてスイングすることも大切。軸をキープしてその場で回転するイメージが◎です。

山田彩歩
●やまだ・さほ/1998年生まれ、北海道出身。157㎝。21年にプロテスト合格。得意クラブはアイアン。フリー。

LESSON 03

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「体の前で振る」でミート率アップ!
オーバースイングも直る
ドライバーの打ち方

ドライバーを持つとつい飛ばしたくなりますよね。すると振りすぎてしまい、スイング中にクラブがどこにあるかわからなくなる。これがミート率低下の大きな原因です。

腕やクラブが視界に入る
範囲で振れば
ミート率がよくなる!

そこで僕は、腕が体から外れないように「体の前」でクラブを振ります。実際はトップとフィニッシュで体のうしろ側にクラブが回りますが、「両手がつねに肩の幅の中にある」ようにスイングする。腕やクラブが視界に入る範囲でクラブを振るという意識が大切ですよ。

市原弘大
●いちはら・こうだい/1982年生まれ、東京都出身。171㎝、78㎏。18年の日本ゴルフツアー選手権で初優勝。同年のダンロップフェニックスも制し、賞金ランキング4位に。23年は三井住友VISA太平洋マスターズ3位。フリー。