現地時間11月26日(日本時間27日、日付は以下同)、メンフィス・グリズリーズ所属の河村勇輝は、傘下のGリーグ球団メンフィス・ハッスルの試合に出場。オクラホマシティ・ブルーを相手にスターターとして起用され、3得点(フィールドゴール0/8、3ポイント0/4、フリースロー3/4)、2リバウンド、9アシスト、3スティール、5ターンオーバー、2ファウルを記録した。
16本を配給した前試合のオセオラ・マジック戦に続き、この日も河村は第1クォーターからアシストを量産していく。次々とチームメイトのダンクや3ポイントをお膳立てしたほか、残り4分40秒にはドライブから華麗なノールックパスを繰り出し、実況席も思わず「オーゥ!」と感嘆。さらにはディフェンス面でも残り6分40秒、果敢な守備でボールに食らいつきスティールを決めるなど、攻守で輝きを放った。
チームも最初の12分間で35-23の好スタート。しかし第2クォーター、河村不在の時間帯に0-10のランを食らうと、35-33と2点差まで迫られた残り8分21秒に背番号7をコートに戻す。しかし相手に傾いた流れを止められず、チーム全体でミスを連発。河村自身もパスで見せ場は作った一方でターンオーバーも目立ち、放ったシュートもすべて失敗。46-62と16点のビハインドを背負って前半を終えた。
後半も河村のショットはことごとくリングに嫌われ、惜しい場面もあったがフィールドゴール成功はゼロ。ただ第4クォーター残り2分、果敢にルーズボールに飛び込んだ際に誘発したファウルでフリースローを得ると、冷静し沈めこの日初得点をマーク。さらに残り30秒にも、一時逆転となるフリースローを2本ともしっかりと成功させた。
チームは108-109で惜敗するも、出場時間あたりの±は+7を記録。シュートは不発だったものの、最後までコートに立ち続け、司令塔としてオフェンスをコントロールしてみせた。
ハッスルの次戦は30日のバーミングハム・スクアドロン戦、グリズリーズの次戦は27日のデトロイト・ピストンズ戦が予定されている。河村がどちらの試合に出場するかは未定だが、活躍に期待したいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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