鈴木おさむの原作と脚本で、八木勇征主演、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)ら共演で贈る映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』が、2025年2月21日(金)より公開される。このたび、4人の青春と18歳のリアルな悩みや葛藤を収めた場面写真とキャラクター写真が解禁された。
東京の音大へ進むことに葛藤するアキト(八木勇征) / [c]2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会
2024年3月31日をもって、放送作家業と脚本業を引退した鈴木だが、八木ら最旬のキャスト陣を迎えて映画化。2019年の初演以降、何度も再演されている同名朗読劇の実写映画化で、原作や脚本は、もちろん鈴木自身が務める。そんな本作は、緑豊かな自然に囲まれた小さな村を舞台に繰り広げられる、せつなくも優しい青春映画。村の男たちに代々伝わる2年間という期間限定の魔法を、はたして彼らはなにに使うのか。
生まれつき体が弱く、周りに上手く馴染むことができなかったハルヒ(井上祐貴) / [c]2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会
公開されたのは、魔法が使えることを知った4人の青年たちをはじめとする主要キャストが写しだされた場面写真だ。幼少期から常に一緒に過ごし、高校生になっても変わらぬ仲睦まじい彼らの姿が印象的な一方、「魔法」についての秘密を知ったときの真剣な表情も。生まれもったピアノの才能がありながらも、かつてプロのミュージシャンを目指していた父からは反対され、東京の音大へ進むことに葛藤するアキト(八木)。彼は、生まれつき体が弱くて周りに上手く馴染めなかったハルヒ(井上)の一番初めにできた友だちとなる。ハルヒにとって特別な存在であるアキトと、駅で向き合う姿には寂しさも漂っているが、確かな友情があることがうかがえる。
プロのサッカー選手になるという夢を諦めざるを得なかったナツキ(櫻井海音) / [c]2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会
夢を追うアキトとは対照的に、プロのサッカー選手になるという夢を諦めざるを得なかったナツキ(櫻井)は将来への不安や焦りを抱えており、人一倍「魔法」に対する気持ちが大きい。自分の父親が抱えていた意外な秘密にショックを受けるユキオ(椿)もまた、自分の進むべき道への覚悟を決め、アキトとともに高校卒業を迎えようとしていた。
自分の父親が抱えていた意外な秘密にショックを受けるユキオ(椿泰我) / [c]2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会
進路、仲間との別れ、叶わなかった夢への想いなど、18歳の彼らが「人生で一回だけ魔法が使える」という秘密を胸に抱えながら、大人への階段を登っていく。そして、そんな彼らを見守り、向き合い、導いていく、田辺誠一、笹野高史、カンニング竹山、阿部亮平、馬渕英里何のスチールも初解禁となった。
【写真を見る】八木勇征、井上祐貴、櫻井海音、椿泰我(IMP.)らが、屈託ない笑顔を見せる / [c]2025 映画「僕らは人生で一回だけ魔法が使える」製作委員会
18歳から20歳という誰しもが人生の岐路に立つ時期に、真剣に悩み、時に激しくぶつかり合いながら、4人の少年たちは大人の男性へと少しずつ成長していく。彼らが選択する“魔法”が明らかになった時、観客は温かい涙に包まれるだろう。今後も続報も楽しみに待ちたい。
文/山崎伸子
