細胞を擬人化して描き、そのユニークな設定が話題を呼んだ漫画を映画化する『はたらく細胞』(12月13日公開)。このたび、本作とYoutube総再生回数1億回の国民的ヒットソング「はたらくくるま」のコラボレーションが実現した。
【写真を見る】キラーT細胞を演じた山本耕史が劇中衣装を着用し「はたらくさいぼう」うた動画♪に登場した / [c]清水茜/講談社 [c]原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 [c]2024 映画「はたらく細胞」製作委員会[c] 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2017年にフランスの新聞「ル・モンド」が選ぶ「この夏推薦する図書リスト」に選出されるなど国内だけでなく世界中から注目を集め、2018年のアニメ化でさらにブームが過熱。シリーズ累計発行部数1000万部を超えるメガヒットを記録した「はたらく細胞」に加え、原田重光、初嘉屋一生、清水茜が手がけたスピンオフ作品「はたらく細胞BLACK」の2作品を原作とした本作。シリーズ史上初となる「人間の世界」もあわせて描き、日本を代表する超豪華キャスト、スタッフ陣によって実写映画化した。
本作で、部隊を率いて戦う屈指の武闘派細胞、キラーT細胞。このたび、演じる山本耕史が劇中衣装を着用し、「はたらくさいぼう」うた動画♪に登場。披露するのはYoutube総再生回数1億回超えの国民的名曲で、子育てを経験した親世代、この歌を聞いてきた記憶が残るティーンエイジャー、そしていまなおこの歌とともに成長しているキッズたち、とあらゆる世代に長年愛されてきた名曲「はたらくくるま」の替え歌「はたらくさいぼう」。笑いあり、涙あり、そして映画を観たら少し賢くなる学習要素も詰まった本作だからこそ、親子でもぜひ楽しんでもらいたいという想いから、”はたらく”という語呂つながりで「はたらくくるま」にダメもとで企画を提案。趣旨に賛同されたことから本企画が実現した。
さらにその企画の出演者として、自身も子を持つ父親であり、このコラボレーションに意義を感じてくれた山本耕史が「ぜひやりたい」とオファーを快諾。多忙を極める山本の撮影の合間を縫って、キラーT細胞の役衣装に扮し京都の地で撮影を敢行した。今回の映像は一発撮りではなく、「いろんなことを試した」という山本。撮影では、自らキラーT細胞の演技を取り入れた方がもっと面白くなるのでは?など積極的に進言を行うなど、ストイックな姿が大いに垣間見え、本番では身体中の細胞たちを鼓舞するようなエネルギッシュな熱唱を見せつけた。さらにコーラスには、血小板として本編に出演する、本作が映画初出演となったマイカピュと、ドラマ「海のはじまり」での好演が記憶に新しい泉谷星奈、そしてなんと神経細胞役で出演するDJ KOOも登場。キラーT細胞の全力パフォーマンスをキュートにコミカルに盛り上げている。映画の撮影から約2年の月日が経ってなお、「最後はキラーT細胞になりきって歌うことができた」と語る圧巻のパフォーマンスにぜひ注目してみていただきたい。
また、山本がキラーT細胞になりきって「はたらくさいぼう」を熱唱する姿を、共演者の阿部サダヲ、松本若菜がいち早く鑑賞したコメントも到着。阿部は「なんでもできるからね耕史君は。やってやったって顔してるね(笑)。この替え歌はすごく歌いやすいですね」と、力いっぱい歌い上げる山本に爆笑しながらもそのパフォーマンスを絶賛。子どものころから「はたらくくるま」が好きだったという松本は、音楽が流れると「懐かしい~大好きだった!」と語り、山本の歌にあわせ「はたらくくるま」を一緒に口ずさんでノリノリに。「山本さんになにさせてるんですか(笑)!でも、この歌は覚えやすくて良いですね」ところどころ突っ込みを入れながら、山本の熱唱ぶりに拍手喝采を送った。
笑って泣けて、タメになる「はたらく細胞ワンダーランド」で繰り広げられる世界最“小”の物語とは?山本の圧巻のパフォーマンスはもちろんのこと、子どもから大人まで、映画に登場する細胞や細菌たちを楽しく歌いながら覚えられる「はたらくさいぼう」をぜひ劇場で楽しんでほしい。
■<キャストコメント>
●山本耕史(キラーT細胞役)
Q. 歌唱してみていかがでしたか?
「撮影から約2年ぶりにキラーT細胞になりましたが、すぐ馴染めた気がしますね。お話をいただいた時、僕にも子どもがいるので、絶対にぜひやりたいなと思っていました。そういう意味では、今回キラーT細胞役としての登場ですが楽しむことができたので、この想いが子どもたちに届くと嬉しいなと思っています。収録ではいろいろな歌い方を試してみました。普通に歌ってみたり、役を入れてみたり。こういう子ども向きというか、意外とテンポに対して音が分かりやすい歌って難しいんですよ。でもその分やりがいがありましたし、最後はキラーT細胞としてしっかり歌うことができたと思います」
Q.今回は歌の中でいろんな細胞をされていますが、個人的にお気に入りの細胞は?
「それはもう血小板ですね!可愛い!撮影の時も血小板が来た時は、可愛い顔してますよ僕も(笑)。歌っている時もね。もちろん佐藤健くん(白血球)も仲里依紗ちゃん(NK細胞)もすごくかっこいいし、それぞれ良いんですけど、やっぱり血小板、可愛いですよね」
Q.映画の公開を楽しみに待っているファンの方々へ、メッセージをお願いします。
「『はたらく細胞』は身体の中のことを描いていますから、全世界、全人類に当てはまる。勉強して医学書を読んで…となると結構プレッシャーもありますけど、これは観るだけで『へー!そうなんだ』ということが分かるし、それぞれのキャラクターがすごく魅力的に描かれているので、自分の身体を改めて大切にしようと思える作品だと思います。それを子どもたちには楽しみながら知ってもらって、大人たちには『ちょっと飲み過ぎだな』『働きすぎだな』という方々に、ぜひ観て欲しいなと思います」
文/鈴木レイヤ