スネル合意報道のドジャース、T・ヘルナンデスら3選手との再契約は見送りか「何人かの選手が退団の危機に瀕している」と米メディア示唆

 ロサンゼルス・ドジャースが動き出した。現地11月26日、サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなっていたブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約277億円)で合意したと報じられた。

 正式決定となれば、24年に投手陣の故障が続出したワールドシリーズ優勝チームが、さらに投手力を上げることになる。25年の先発は、右肘の手術から復帰する大谷翔平をはじめ、山本由伸、タイラー・グラスノー、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、クレイトン・カーショウらの名前が挙がっている。

 加入する選手がいる一方、退団する選手も出てくる。米メディア『FanSided』は現地11月26日、「スネルとの契約後、ドジャースに復帰しない3選手」と題した記事で、「何人かの選手が退団の危機に瀕している」と報じた。

 ひとり目が投手のウォーカー・ビューラーだ。「24年は股関節の故障から復帰後、ドジャースの優勝に貢献するに十分な活躍を見せた。しかし、ドジャースはビューラーではなく、スネルを選んだようだ」と記して、再契約の見込みはないとした。

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  2人目が、ドジャースファンからの支持が高いテオスカー・ヘルナンデス。「24年に素晴らしい活躍を披露したが、おそらく再契約とはならないだろう。ドジャースからの1年2105万ドル(約32億6000万円)のクオリファイング・オファー(QO)を断り、市場での価値を試すことにした。そしてドジャースがQO以上の条件に応じる可能性は低い」として、1年での退団を予想している。

 3人目は投手のジャック・フラハティだ。「投手陣に故障者が続出したため、先発ローテーションを強化するためにトレード期限前に加入。しかし、スネルが加わることでチームを去ることが確実になった。ドジャースにとってフラハティは主力というよりも、バックアッププランだったようだ」と評している。

構成●THE DIGEST編集部

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