電車は、天候や混雑など様々な事情で遅延してしまうことがある。時間が見えないなかで、どんな対応を取るだろうか。

■約6割「電車の遅延で他の手段を検討」

Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女652名を対象に「電車の遅延」に関する意識調査を実施したところ、全体で60.9%の人が「電車が遅延しているときに他の交通手段を検討した経験がある」と回答した。

仕事や学業に影響がでないように、なんとかしようと対策をする人が多いようだ。

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■40代が一番多く

性年代別では、男女ともに40代が一番高い割合になっている。職場などでなにかと責任が増す世代であり、さらに部下の手前もあり遅刻を恐れているのかもしれない。

しかしすべての年代で半数を超える高い割合になっていることから、幅広い層が遅れに対して恐れていることがわかる。

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■電車の代わりにタクシー

電車が動かないためにタクシーを利用した40代女性は、「以前、通勤時に電車が遅延していて、動かないことがありました。最初は待っていたんですが、遅延情報が延び続けていたのでこれはもう無理だと思い、急いでタクシーに乗ることにしたんです。ただ他の人も考えることは同じで、タクシーもなかなか捕まらなくて…」と当時を振り返る。

無事に大切な会議に間に合ったようで、「それでもなんとかタクシーに乗ることができて、そのおかげで重要な会議に遅れることなく間に合いました。確かにお金はかかりましたが、あのとき迅速に決断してよかったと思います。ただこの対応を、他の人にも求めることはしませんが…」と続けた。

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■他の交通手段を検討しない意見

一方で電車が遅れても他の手段を利用しない20代男性は、「私は基本的に電車の遅延時でも、他の交通手段はあまり検討しません。タクシーやバスは追加の費用がかかり、他の手段も混雑していることが多いからです。遅延している場合でも情報を確認しながら待つほうが、精神的に落ち着く気もするので…」と理由を述べた。

また会社の理解も必要だと考えているようで、「電車が遅れてしまっている以上は、遅刻も仕方がないと思うんです。ずる休みではないので、その辺りをきちんと理解してくれる会社でないと…。うちの会社は厳しくないので、電車が遅延しても焦らずにゆっくりと向かっています」とも話していた。

(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】

方法:インターネットリサーチ

2024年10月2日~2024年10月7日 
調査対象:全国10代~60代の男女652名