ロズ役は綾瀬はるか!柄本佑、鈴木福、いとうまい子らが吹替キャストに『野生の島のロズ』本予告映像

「シュレック」や「ボス・ベイビー」シリーズなどを生み出したドリームワークス・アニメーション最新作『野生の島のロズ』が2025年2月7日(金)より公開される。このたび、本作の豪華日本語吹替版キャストが決定。さらに、本予告映像、本ポスタービジュアルも解禁となった。


【写真を見る】『野生の島のロズ』ムビチケ特典となる特製エコバッグ / [c]2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」の物語を描く本作。ロズにひょんなことから愛情が生まれ、動物たちとともに生き、島の危機を乗り越えていく感動の物語が展開する。原作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる著書「野生のロボット」シリーズ。監督、脚本は、ディズニーで経験を積み『リロ&スティッチ』(02)の監督を務め、ドリームワークスでは『ヒックとドラゴン』(10)などを手がけてきたクリス・サンダースが担当する。本国でロズ役の声優を務めるのは『それでも夜は明ける』(13)で第86回アカデミー賞助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴ。さらに、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウといった名だたるキャスト陣が声を吹き込んでいる。

今回、本作の魅力溢れるキャラクターたちに命を吹き込む、日本語吹替版キャストが決定した。主人公で、徐々に心が芽生えていく最新型アシスト・ロボットのロズ役は、第47回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど国民的女優として活躍し続けている綾瀬はるかに決定。本作で6年ぶりに吹替え声優を担当する綾瀬は「ロズはプログラミングされているので、少し固くカチッとしゃべるのですが、だんだん愛しさや寂しさなどを感じるようになると、まるで人間のように変わっていく姿がとても自然で」と演じるなかでロズが変化する過程に面白さを感じたことをコメントしている。

また、お調子者でずる賢く臆病だが、ロズの相談相手として友情を育んでいくキツネのチャッカリ役を演じるのは、現在放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」に出演するほか、映画やドラマで数々の受賞歴を誇る実力派俳優、柄本佑。オファーに対して嬉しさと同時に緊張もあったというが「チャッカリは、大人っぽいクールなところと子どもっぽいところの両極があるのが魅力です。最初は口をあわせるのも難しかったのですが、監督の立体的で奥行のある演出のおかげでただただ楽しくやらせていただきました」とアフレコを振り返っている。そして、ロズに育てられ立派に成長していく雁(ガン)のキラリ役を鈴木福、たくさんの子供たちをたくましく育て、ロズをサポートするオポッサムの母親、ピンクシッポ役をいとうまい子が務めることに決定した。

さらに、渡り鳥のリーダーであるクビナガ役を千葉繁、ロズを回収するために島へやってくるロボットのヴォントラ役を種崎敦美、不機嫌で引っ込み思案なビーバーのパドラー役を山本高広、島の野生動物界の頂点に君臨するクマのソーン役に田中美央、といった豪華声優陣が脇を固めている。

そして、吹替キャストたちの声が吹き込まれた本予告映像も到着。物語は、人間の生活をより快適にするために開発された最新型アシスト・ロボットのロズが、台風の影響で行方不明となり無人島に漂着するところからはじまる。“ご用件”を求めて島を歩きまわっていたロズは、ある日、偶然見つけた雁の卵が孵化する瞬間に立ち会う。子育てがプログラムされていないロズは、ひな鳥を“キラリ”と名付け、子だくさんママであるオポッサムのピンクシッポやキツネのチャッカリの協力を得ながら子育てに奮闘する。「翼のちいさなあの子は厳しい自然では生き残れない」というチャッカリに、ロズは「立派に育ててみせます」とキラリの成長を決して諦めずに見守り続ける。

やがて渡り鳥として巣立つ日が訪れ、ロズはキラリとの別れに直面。その瞬間、初めて寂しげな表情を浮かべ、「頭で処理しきれないほど、胸にこみ上げてくるこのあたたかい気持ちは、何て言うんですか?」と自分のなかに芽生えた“心の存在“を告白する。そして、はじめは怪物としてロズを拒絶していた動物たちも、次第に彼女の優しさに触れ、島の“家族”として受け入れるようになっていく。動物たちとともに厳しい冬を超えたころ、突如としてロズを回収するためのロボットが無人島に襲来。今や自分の居場所となった島で生きるために、ロズは自分のプログラムを超えて立ち向かっていくことを決意するのだった。

さらに、ロズと動物たちがともに生きようとする姿を美しく描き出した本ポスタービジュアルも解禁に。美しい光に照らされて空を舞う雁の群れとともに、肩にキラリを乗せたロズが両手を広げて駆け出していく。そのまわりには、チャッカリやピンクシッポをはじめとする島の動物たちが、生き生きとした表情で彼女の後を追う姿が描かれている。

また、12月6日(金)より特製エコバッグ付ムビチケ前売券(カード)の発売が決定。エコバッグはロズと動物たちの可愛らしいイラストが入った特別なデザインとなっている。

心が芽生え、動物たちと絆で結ばれていくロズ。プログラムを超えて生きようとするロズの運命をぜひ劇場で確かめてほしい。

■<吹替声優キャストコメント>

●綾瀬はるか(ロズ役)

「最初にオファーをいただいたとき、『ロボット役は難しそうだな…』と思ったので、収録の前に海外で見かけたAIロボットを撮影して見直してみたり、スマートフォンのアシスタントアプリに話しかけてみたりしていました。ロズはプログラミングされているので、少し固くカチッとしゃべるのですが、だんだん愛しさや寂しさなどを感じるようになると、まるで人間のように変わっていく姿がとても自然で。難しいと思っていたその過程が、最後は面白く感じて不思議でした。ロズの素敵なところは、島の動物たちを助けて、それが自分の喜びになっていくところです。ロズだけではなく、全てのキャラクターも愛おしく魅力的で、全ての皆さんに必ず共感できるところがあると思います」

●柄本佑(チャッカリ役)

「オファーをいただいたとき、アニメが好きなので嬉しい!という気持ちと同時に頑張らなきゃ・・と緊張しました。この『野生の島のロズ』を見ながら、僕自身も恥ずかしながら泣いてしまったのですが、本当に素敵な世界観なので、キツネのチャッカリというキャラクターのイメージを崩さないように準備して吹き替えました。チャッカリは、大人っぽいクールなところと子供っぽいところの両極があるのが魅力です。最初は口をあわせるのも難しかったのですが、監督の立体的で奥行のある演出のおかげでただただ楽しくやらせていただきました。とても気持ちの良い、誰でも楽しめる作品になっていますので、大人も子供も、家族で見に来ていただけたらと思います」

●鈴木福(キラリ役)

「最初にこの作品を観たとき、キラリの役をやらせてもらう喜びと、ロズとキラリ、そして周りの動物たちとの絆にジーンときたのですが、隣で見ていたマネージャーさんたちの方がもっと感動して涙していて(笑)。僕の演じたキラリは、ロボットに育てられた雁なので、他の鳥たちと違うところをあまりネガティブにとらえすぎず、ポジティブに進んでいく勇敢な子だと感じました。僕自身も割とポジティブなので、そこはキラリと似てるんじゃないかと思います。鳥なのに、ロボットっぽい動きを真似て、自分で『ウー、ガチャー』と言いながら歩いたり、『変換器をオーバーヒートさせて補助冷却装置が消滅』などのロボット専門用語的な台詞があるのが難しくもあり、面白かったです」

●いとうまい子(ピンクシッポ役)

「最初に映画を見たとき、感動してすごく泣いてしまいました。ロズが愛を知っていくのが感じられて。ピンクシッポは子だくさんで肝が据わっているお母さんなのですが、難しかったところは、普通芝居をするときよりも5倍~10倍くらいテンション高くやらなければいけないことでした。自分では感情をのせているつもりでも、いざ聞いてみると思っていたのとは全然違うところがあったりして。『いや、まだまだいけるんじゃないか』という面白さもありました。私は44歳で入った大学のゼミでロボット工学を専攻しました。ロズは、私たちが研究している現在のロボットよりかなり進んでいると思いますが、いずれはこう進化していくんじゃないかと感じさせてくれますね」

文/鈴木レイヤ

※種崎敦美の「崎」は「たつさき」が正式表記