昨年立ち上がったばかりの注目のジャパンブーツブランドである「SPPN(スッピン)」。素顔でも美人を指す言葉がブランド名の由来になっているが、その名の通り、余計な装飾はせず、履く人のことをだけを考えたブーツ作りを行っている。そんな実直なコンセプトを掲げたブランドの代表を務める近藤さんは4半世紀以上、靴業界で尽力してきた本格派。80年代中期から90年代初頭にかけて起こった渋カジブームをリアルタイムで体感し、質実剛健なアメリカンプロダクトや旧きよき時代のヴィンテージクロージングをバックグラウンドにもつだけに、メイドインジャパンだが、その無骨なニュアンスが随所に落とし込まれている。
トレンドに左右されない10年後も履けるブーツ
3年履き込んだ姿がこちら。フラッグシップモデルとなるレーストウトウの8インチ編み上げブーツは、オリジナルの茶芯レザーを使っており、なんとも魅力的なエイジングに。ユニバーサルジッパーを用いたサイドジップ仕様もアイコンだ
旧きよき時代のワークブーツをモチーフにしながらも、日本の生活様式に合わせた機能美を盛り込み、リファインしているのが最大の特徴。
例えばラストに関しては、日本人の足型を研究し、スタイリッシュなフォルムながらも長時間履いても疲れないように配慮。
またトレンドは意識せずに、10年後も履けるように設計されているため、タフなレザーを使用し、何度もソール交換が可能。そして利便性を考慮したサイドジップもブランドを象徴する意匠だ。
タフなオリジナルの茶芯レザーは、まるでヴィンテージのような奥行きのあるエイジングとなっている。無骨なロガーブーツのような佇まいであるが、サイドジップなので脱着がしやすく、日本人の足型を考慮したラストで快適だ
内側には、着用を開始した日付を記入できるユニークなディテールも。レーストウトウなのでかなりタイトに締め上げることができるが、サイドジップを配することで、簡単に脱着できる。Eワイズを採用
【ポイント①】日本人の足に合った木型
ヴィンテージをモチーフにすると、どうしても細身のラストになってしまうが、日本人の足型を考慮したEワイズを採用。見た目はスタイリッシュながらも、幅広甲高でも快適に履けるのが人気の理由。インソールにはオーソライトを採用。
【ポイント②】クッション性とグリップ性を両立させたソールを採用
デザインは言わずもがな、ソールやハトメなどのパーツにも徹底的にこだわっている。品質の高い台湾のソールブランド「Dr.Sole」を採用。無骨なワークブーツに似合うアウトソールながらも、耐久性に優れ、クッション性やグリップ力も高い機能美をもつ。
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コイツをガシガシ履いて育てたい! 「SPPN」おすすめラインナップを紹介
1.不動の人気を誇る8インチレースブーツ|SP-08L(T) 8-INCH LACE BOOTS/7万7000円
パープル
ヘビーデューティなデザインを用いた定番の8インチレースアップブーツのタンクソール仕様。人気の茶芯レザーに加えて、今シーズンラインアップされたパープルとタバコのラフアウトレザーは特にオススメだ。サイドにはブランドのアイコンであるユニバーサルジッパーが配されているので、8インチながらも簡単に脱着ができる。インソールにはオーソライトを採用することで、クッション性が高く、快適に履ける。
タバコ
ブラック(茶芯)
2.サイドジップで美しいフォルムの新作エンジニア|SP-09E(T)9-INCH ENGINEER/7万8100円
タバコ
今シーズンにリリースされる注目の新作が、9インチのエンジニアブーツ。ヴィンテージのような美しいフォルムであるが、日本人の足型を考慮したラストを採用しているので、幅広甲高でも快適に履けるように配慮されているのもうれしいポイント。カラーバリエーションは、現在イチオシの上品なタバコと個性的なパープルのラフアウトレザー、そしてブラックの茶芯レザーを用意。エンジニアもサイドにジッパーを配しているので、脱着のストレスはない。
パープル
ブラック(茶芯)