インターネット掲示板「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」創設者の「ひろゆき」こと西村博之氏が27日、公式Xを更新。

大手住宅メーカー「積水ハウス」が、旅館跡地の売却をめぐる詐欺事件で、地面師グループに賠償を求めた裁判の判決に私見を述べた。

■約55億円の巨額詐欺事件

この事件は2017年、東京・西五反田にあった約2,000平方メートルの旅館跡地をめぐり、積水ハウスが、偽造パスポートで土地の所有者を偽った地面師グループと売買契約を結び、約55億円の損害を被った。

積水ハウス側は、被害額の一部にあたる約10億円の支払いを求め、地面師グループ10人を相手取って提訴。争わなかった5人には10億円の支払いを命じる判決が確定した。

事件のリーダー格で、詐欺罪などで実刑が確定している内田マイク受刑者、カミンカス操受刑者ら計5人について、東京地裁は27日、請求通り10億円を支払うよう命じた。

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■「ボロ儲けやん」

ひろゆき氏はこの判決を報じるニュース記事を引用すると、「55億円の詐欺で10億円払えば良いだけとか、地面師美味しすぎない?」とポスト。

続けて「ピエール瀧ボロ儲けやん」と、Netflixのドラマ『地面師たち』に出演している瀧の名前を引き合いに出した。

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■“あのセリフ”が「流行語大賞」候補に

『地面師たち』は、この「積水ハウス地面師詐欺事件」をモデルにした新庄耕氏の同名小説をドラマ化したもので、今年7月に配信が開始されると、SNSで大反響を呼ぶなど話題に。

瀧は同作で、地面師グループの一員で元司法書士の後藤を演じており、買い手側が詳細を確認しようとすると高圧的な態度で遮る「もうええでしょう!」というセリフは、今年の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補にも選ばれている。

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■ピエール瀧の名前に「とばっちり」ツッコミ

ひろゆき氏のポストに、ユーザーからは「賠償請求額が10億となってるやん。そら請求額より大きな判決は出んよ」「賠償金は民事ですね。刑事では懲役11年です」「全部請求をして認容されても回収見込みがないことから、積水ハウスが一部請求をしたということだと思います。残りの請求を放棄したわけではないので、別途請求される可能性自体はあるかと」とのコメントが。

また、実際の事件とは無関係の瀧の名前を挙げたことに、「ピエール瀧さんは悪くない」「名前を気安く使うんじゃない!」「犯人“役”ピエールもらい事故(笑)」「ピエール瀧はネトフリのギャラしかもらってませんよ」「瀧さん、とばっちりでワロタ」とツッコミも寄せられている。

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ