海外展開開始、最初は韓国と台湾

もうひとつの発表は、海外展開について。

企業や学校、官公庁での大規模導入もあり、日本での展開が好調ということで、スピークバディは世界展開に乗り出すのだそうだ。


海外展開についてご説明くださった創業者でありCEOの立石剛史さん。外資系銀行での勤務経験を持ち、就職内定時280点だったTOEICの点数を猛勉強の末満点に。2013年に企業。2016年にスピークバディをリリース。

AI翻訳などがある程度機能するとはいえ、グローバル化が進むと、外国語会話の能力はますます重要になる。それは、日本に限らない。日本の語学学習市場が6,000億ドルであるのに対して、アジア市場は9兆6,000億ドル、世界市場は15兆5000億ドル。日本人からすると、アジア諸国の人たちは英語が話せるように見えるが、国別の事情はそれぞれ。より積極的にビジネスで使える英会話能力を身につけたいと思っている人は、ある意味日本より多いのだという。

市場調査の結果可能性がある国が、韓国、台湾、中国、カンボジア、タイ、ネパール、インド。その中で、まず最初に韓国と台湾に取り組むとのこと。人口は韓国は日本の約半分、台湾は1/4〜1/5ほどだが、学習意欲は高く、アプリにお金を払うことに抵抗が少ないのだそうだ。

2025年前半のリリースに向けて、アプリのローカライズ(ストーリーなども修正される)、採用などの準備が進んでいるという。

これからの展開が楽しみだ。

(村上タクタ)