黄金時代は始まったばかりなのかもしれない。
現地11月26日、今季のワールドシリーズ(WS)チャンピオンで大谷翔平や山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースは、サンフランシスコ・ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていたブレイク・スネルと5年総額1億8200万ドル(約277億円)で契約合意。MLB公式サイトなど複数の米メディアが伝えている。
これらの報道から一夜明けた現地27日、地元紙『Los Angeles Times』の名物コラムニスト、ディラン・ヘルナンデス氏は、「彼ら(ドジャース)が野球界に新たな王朝を築きつつある」と反応。「1990年代後半から2000年代前半のニューヨーク・ヤンキース以来、これほどタイトルを取り続けそうな球団は他にない」と記した。
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そんな常勝軍団の中心にいるのが、30歳の大谷だ。記事内で日本人スターの後払い契約に触れたヘルナンデス氏は、「フィールドでの前例のない活躍に加え、裕福なフランチャイズがかつて経験していないレベルの財政的柔軟性をドジャースにもたらしている」と指摘。これにより球団は「潤沢な資金」を手にしているという。
偉才の貢献ぶりには、チーム首脳陣も称賛を惜しまない。とくに筆頭オーナーのマーク・ウォルター氏は10月に、「おかげで彼(大谷)の周りに最高のチームを編成できた」と感謝のコメント。また、共同オーナーのトッド・ベーリー氏によれば、大谷がWS制覇へ向けてより良くする手助けをし、おかげで「クラブが格段に良くなった」そうだ。
連覇に向けて積極的な補強を開始しているドジャース。今後もその動向から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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