【新日本】WTL3勝目オーカーンがオレッグ勧誘「エンパイアに来たらもっと輝けるんじゃないか?」

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2024〜Road to POWER STRUGGLE〜』リリーアリーナMITO(2024年11月28日)
Bブロック公式戦 ○グレート-O-カーン&HENAREvsボルチン・オレッグ&矢野通×

 IWGPタッグ王者・オーカーン&HENAREが矢野&オレッグを破ってタッグリーグ3勝目。オーカーンは「エンパイアに来たらもっと輝けるんじゃないか?」とオレッグを勧誘した。

 オーカーン&HENAREはここまで2勝1敗。1・5東京ドーム大会ではAEWのヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)を迎え撃つIWGPタッグ防衛戦も決まった。折り返しの4戦目となったこの日、NEVER6人タッグ王者・矢野&オレッグと激突した。

 HENAREとオレッグが激しい打撃戦でのっけから火花を散らし、タックル合戦はオレッグが競り勝った。オーカーンが矢野にモンゴリアンチョップを連打しても、オレッグがボルチンシェイクからの俵返しでぶん投げ、ジャンピングボディプレスを投下したが、オーカーンもカミカゼは決めさせない。

 ここで両者はバックボーンであるレスリング仕込みの差し合いで先手争い。オーカーンがスパインバスターで叩きつければ、オレッグもすぐさまスパインバスターで応戦。オーカーンが飛行機投げを決めれば、オレッグも即座に飛行機投げでお返しして譲らず。再び差し合いでしのぎを削ると、オーカーンが俵返しで投げ飛ばした。

 すかさずHENAREがミドルキック連打で蹴りまくったが、オレッグもジャーマンでぶん投げ。代わった矢野がフロントスープレックスで続き、シーソーフリップで投げ飛ばすと、キャッチしたオレッグがフロントスープレックスを敢行。矢野は鬼殺しが不発に終わっても、丸め込みを連発した。

 HENAREはカウンターのラリアットで矢野を鎮圧。HENAREのスピンキックとオーカーンのフロントハイキックを同時に叩き込んだ。粘る矢野も合体技IMPERIAL DROPを阻止。オレッグがドロップキックで二人まとめてなぎ倒す好フォローに出る。すかさず矢野が背後からのスピアーで追い討ちをかけたが、ローブローはHENAREが阻止。ヘッドバットを叩き込むと、オーカーンとのIMPERIAL DROPを爆発させて矢野から3カウントを奪った。

 オーカーン&HENAREがタッグ王者の実力を見せつける快勝劇で3勝目を挙げた。他団体参戦、ヤングバックス迎撃とテーマ多いオーカーンだが、「今宵、ただ1つ気になったことがある」と前置き。「オレッグ、そのままでいいのか?」と投げかけると、「貴様のガタイ、テクニックだったら、エンパイアに来たらもっと輝けるんじゃないか?」とUNITED EMPIREに勧誘した。パートナーのHENAREも賛同。「今、俺たちの立つ場所に辿り着くには時間がかかる。俺たちがお前を前進させ続ける。だから、一歩踏み出すんだ」とオレッグに向かって投げかけた。