551の蓬莱といえば、関西圏で圧倒的な認知度を誇る豚まんの名店。
「551の豚まんがある時ィ~」「ワハハハハ!」「ない時ィ~」「(しょんぼり)」というCMは、関西に住めば避けることはできない。夢に出てきそうなほど何度も視聴してきた。
そんな551、実は街の中華料理店としての顔も持つのだが……先日 梅田大丸のイートイン店舗へ行ったところ、まさかの “豚まん封じ” という衝撃の事態が起きていた。一体どうして!? 理由を探ってみた。
・551のイートイン店舗
関西以外に住んでいる方にとって、551といえば駅の改札前にあるテイクアウトがお馴染みだろう。ひょっとしたらイートイン店舗があること自体、知らないって方も多いかもしれない。
今回訪れたのは、大阪梅田にある百貨店 梅田大丸の地下1階の店舗。15席ほどと小規模ではあるが、できたての中華料理がスピーディに食べられるお店だ。
筆者的には「コレ!」という目的があったワケじゃないが、551で食べるからには豚まんはマスト。ついでにラーメンでも頼もうかな~? なんて、のんきな気分で入店をしたのだが……!
店頭で衝撃的な注意書きを発見してしまった。
「当店では豚まん・焼売・エビ焼売・焼餃子のお食事はできません」
まっ、マジかよーっ!? 551なのに豚まんがないってあり得るのーーーっ!?!?!?
後頭部を中華鍋で殴られたような衝撃を受けながらも入店、メニューを見たところガチのマジでNO豚まんなメニュー表を目の当たりにした。
どうやら梅田大丸の同フロアにはもう1軒551の店舗があるようで、そちらは豚まんアリのテイクアウト専門店。だが、そこからの持ち込み豚まんもお断りというのが本イートイン店舗の方針なのだそう。
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・551の底力を知る
ないモノに文句を言っても仕方がない。ランチメニューのひとつである海鮮揚げそばセット(税込1400円)と、豚まん代わりに小エビの天ぷら(税込850円)を注文。
料理は一瞬で到着し、ホカホカと上がる湯気に一瞬でハッピーな気持ちがあふれ出た。
551の豚まんはパンチの効いた味のため 他の料理もそんな雰囲気だろうと予想していたのだが、実際には心ホッコリ系の優しい味。
特に海鮮揚げそばの具材は野菜・海鮮ともにたっぷりと豪華すぎて、ノンストップでバクバクと食べ進めてしまった次第。パリパリの麺とトロトロの餡の相性も最高だった~!!
他の2点に関しても、炒飯はパラパラで焦がし醤油が香ばしく、小エビ天ぷらは身がプリプリ&衣サクサクでレモンがよく合い大満足。意図せず中華料理店としての551の底力を思い知ることとなったのであった。