「HYBEはうそばっかり」と限界 NewJeans、「改善の余地なく」事務所と契約解除   ミン・ヒジンとの合流予定は?

 韓国のガールズグループ「NewJeans」が11月28日、YouTubeで緊急記者会見を実施し、11月29日0時をもって大手芸能事務所「HYBE」の傘下である所属事務所「ADOR」との契約を解除すると発表しました。

「NewJeans」問題の背景

 HYBEは4月に、ADORの元代表で同グループのプロデューサーであるミン・ヒジンさんを「業務上背任」の疑いで刑事告発していました。さらに8月には、ミンさんを代表から退任させ、HYBE出身のキム・ジュヨンさんをADORの新代表に選任しました。

 この背景から、グループは事務所に無断でYouTubeで生配信を行い「いじめがあった」「元の環境に戻してほしい」などと、HYBEに対して訴えていました。

 その後、ミンさんは11月20日にADORを退社。また、グループも、ADORに内容証明を送り、「この書簡を受け取った日から14日以内に専属契約の重大な違反事項をすべて是正し、これを受け入れない場合に専属契約を解約する」と要求しており、11月29日0時に期限を迎えます。

緊急会見で「契約解除」を発表

 会見でメンバーのミンジさんは、「私たちが一緒に仕事してきた事務所は違う姿になって、HYBEの好みになってしまった」とし、「改善の余地はなく、是正は行われず、態度に誠意がなく疲れたので、0時を期して尊属契約を解除します」と発表。

 今後は「ADORから出て、やりたい活動をします。これまでのスケジュールや広告は予定通り行います」としました。

 また、求められている多額の違約金に関して「払う義務はない」とし、NewJeansというグループ名に関しても「NewJeansという名前は使えなくなるかもしれないが、NewJeansを放棄する意思もないです。この名前を使える権利を確保することに努めます」と話しました。

ミンさんとの合流は

 終盤では記者との質疑応答があり、「このあとすぐにミン氏と合流するのか?」という質問に対しては「可能であればご一緒したい」と表明。「一方的な解除になると思うが?」「HYBE側から訴訟を起こされたら?」という質問には「HYBEはうそばっかりだった」「対話もしたし内容証明も送りました。それでも変わらなかったから解除します」「今更話したいというとしたら、『(世間に)見せるため』の話だと思います」と答えました。

 また、NewJeansが望む「自由な活動とは?」という質問にダニエルさんは「自分たちが好きな音楽、好きな人とやっていきたいという意味です。代表(ミンさん)が望むのであれば一緒にやっていきたい」と話していました。