画像はAIで生成したイメージ
大手ドーナツチェーン・ミスタードーナツが11月28日、『ミスド福袋2025』を発表。Xのトレンド1位を飾るほどの“大不評”となった。
ミスドは同日午前10時半、ポケットモンスターとコラボした福袋の発売を公式Xで告知。6000円と3500円の2種類があり、12月11日から各店で予約受付がスタートする。
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気になる中身だが、3500円の福袋にはトートバッグ&ポーチのグッズ2種、ドーナツ引換券20個分を封入。6000円の方にはクリアファイル3枚とスケジュールン、エコバッグ、バスタオルのグッズ4種、ドーナツ引換券35個分が入る。
しかし、発表直後からXでは失望したという声が相次ぎ、告知投稿にも酷評のリプライが続々。トレンドでも「ミスドの福袋」が1位を維持し続け、いかに期待外れかを物語ることになった。
原因となったのは、昨年と比較した“ショボさ”だ。
昨年は3種類が展開され、2400円の福袋にはドーナツ引換券20個分とグッズ4種、3600円のものには同30個分とグッズ6種、5900円には同50個分とグッズ7種が入っていた。
ドーナツ引換券を1個あたりに換算すると、昨年の5900円の福袋では1個118円だったのに対し、今年の6000円の福袋では1個171円と50円以上も“値上げ”している。
しかも、対象のドーナツは税込198円以下の商品に限られているため、引き換え可能な中で最も高い187円の『ポン・デ・リース』シリーズを選んでも、得するのはわずか16円分だ。
「値引き幅しょっぱ過ぎない?」
昨年より明らかに見劣りした内容に、消費者からは
《昨年は5900円で50個だったのに今年は6000円で35個… これは改悪》
《これはもう買わないな… 去年は引換券50個だったのにドーナツ減りすぎでしょ》
《198円以下のドーナツの中で一番高いのだけで計算しても184円×20=3740円 福袋?》
《1個あたり170〜175円、引換できるのは198円以下のドーナツって値引き幅しょっぱ過ぎない?》
《ガチ勢だからこそ思うけど最近のミスドは客を舐めてると思ってしまう 高価格層にはクリスピークリームがアプローチ改善し続けてるし》
など、辛らつな意見が絶えない。
だが、値ごろ感がなくなるのも無理はない。
ミスドは7月に値上げをしており、昨年と同じレートで引き換えることが難しい状況にある。
「ミスドは7月3日から、『ポン・デ・リング』をはじめとする主力商品19品目を10円値上げしている。これは全商品のおよそ半分にあたり、原因には原材料費の高騰を挙げています。2022年にも2度値上げしており、直近2年で3度目になりますから、そりゃあ引き換えもショボくなるでしょう」(グルメライター)
物価上昇は落ち着く気配を見せない。来年にはさらにショボくなる可能性もありそうだ。