「本当にうまいカップ麺はこれだ!」マニアが薦める“この冬ストックしてほしい”ランキングベスト3【2位はわかめラーメンの変わり種が激ウマ、1位は?】2024年11月編の画像一覧
インスタントラーメンハンターの大和イチロウです。私はインスタントラーメンを36年間、365日食べ続け、今までに計25000食を味わってきたマニアであり、最近では「中の人」としてもカップ麺や袋麺を監修する日々を過ごしております。
2024年もあと少し、本当に1年が早い!年々加速していく時の流れに、ハンターとしてまだまだ食べ足りない昨今ですが無情にもすでに冬到来。そんなラーメンのおいしい季節、この2024年の年末にぜひストックしてもらいたいオススメのカップ麺3選をお届けしたいと思います。ぜひご参考にしてください!
第3位 夜中に車を走らせても食べたくなる天理ラーメンの老舗カップ麺
ローソン
「サッポロ一番 彩華ラーメン監修 ニンニク旨辛醤油味」
¥288(税別)414kcal
昨年に続いて今年もリリースされたローソン専売、彩華ラーメンのカップ麺です。筆者は大阪在住で奈良天理までは車で1時間くらい。特に冬はこの彩華ラーメンを食べたくなり、しょっちゅうお邪魔します。
前回は正直「残念」なカップ麺として記憶の片隅に追いやったのですが、今年は価格も上がりその分期待感もアップ。結論から言うと、あの彩華ラーメンがちゃんと再現されていました。
彩華ラーメンのヘビーリピーターとして厳しい目でカップ麺を見聞しました。実店舗は店舗ごとや時間や作る人(またはこちらの体調)によってかなり感じ方が変わるくらい振れ幅が大きいです。しかしその安定していない感じもまた魅力。なぜか許してしまうほど中毒性が高いのです。
麺は縦型のカップ麺ということもありウェーブ麺です。ここは再現率が低めということもあり、評価は星3としました。食感ももう少しコシがほしいところ。前作に比べて麺とスープの絡み方に工夫があったのか麺を啜った時の醤油と辣醤のインパクトはしっかりと感じました。後半の醤油の香りの広がりもしっかりと感じられたのでよいと思います。
ポークベースの芯のある醤油スープに、にんにくとラー油をしっかりと効かせたのが天理ラーメンのポイント。彩華ラーメンでは中華鍋でラー油とラードで白菜などの具材を炒めて茹でた麺にかける独自のスタイル。そのある意味クセのあるスープと辣醤を再現しているのは高評価です。
「サッポロ一番 彩華ラーメン監修 ニンニク旨辛醤油味」の評価
【計18/25点】
麺・・・・・・・★★★☆☆(星3つ)
具・・・・・・・★★★☆☆(星3つ)
スープ・・・・・★★★★★(星5つ)
作りやすさ・・・★★★★☆(星4つ)
コスパ・・・・・★★★☆☆(星3つ)
【総評】
麺と具材はまだ改良点が多いが、スープの再現は非常に高く感じました。奈良天理ラーメンの魅力を伝えてくれた一杯です。
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第2位 ロングセラーで健康的なわかめラーメンの変わり種が激ウマ!
エースコック
「わかめラーメン 焼がきだし味噌」
¥236(税別)300kcal
エースコックのわかめラーメンは1983年生まれのロングセラーラーメン。業界では洋風で盛り上がっているところに、わかめという日本古来の素材を使用し「ヘルシー」を持ち込んだ当時は異色のラーメンでした。
今回は焼がきという美味しくなる要素しかないカップ麺を紹介します。
出来上がりはこれこれ、埋め尽くすほどのわかめ。これだけで満足感のあるボリュームですが、これこそインスタントラーメンにヘルシームーブメントを持ち込んだパイオニアのアイデンティティ。すでに味噌と焼がきの美味しそうな香りがしっかりと鼻をくすぐります。
フライ麺はスープに油分をプラスしていくので、わかめラーメンのあっさり感に立体感を与えてくれます。いつものフライ麺は食べた時の「ああこれっ!」という安心感を与えてくれると感じるのは私だけでしょうか。これといって特別感のないフライ麺ですが、スープとの相性はしっかりと感じられるよう完璧な調整がなされています。
チキンとポークを合わせたベースに香味野菜と味噌のハーモニーはベーシックながらも焼がきの香ばしさと旨みが重なり、わかめの相性と相まってレギュラー化してほしいほど美味しいです。こういう期間限定モノはインパクトを出すために結構デフォルメするケースが多いのですが、あくまで美味しさを優先した構成でとてもよい印象です。
「わかめラーメン 焼がきだし味噌」の評価
【計19/25点】
麺・・・・・・・★★★☆☆(星3つ)
具・・・・・・・★★★★☆(星4つ)
スープ・・・・・★★★★★(星5つ)
作りやすさ・・・★★★☆☆(星3つ)
コスパ・・・・・★★★★☆(星4つ)
【総評】
限定品にしておくのはもったいないくらいのよい仕上がりです。気に入った方はぜひストックを!