すべてをさらけ出し、圧巻の演技を披露!ニコール・キッドマンに魅せられる『ベイビーガール』が公開決定

主演のニコール・キッドマンが第81回ヴェネチア国際映画祭にて最優秀女優賞を獲得し、第97回アカデミー賞主演女優賞の最有力として注目を集める『ベイビーガール』が2025年3月28日(金)に公開されることが決定した。


ニコール・キッドマンが最高の演技で魅せる『ベイビーガール』 / [c] 2024 MISS GABLER RIGHTS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
ニューヨークで女性CEOとして、大成功を収めるロミー(キッドマン)。舞台演出家の優しい夫ジェイコブ(アントニオ・バンデラス)と子どもたちと、誰もが憧れる暮らしを送っていた。ある時、ロミーはサミュエル(ハリス・ディキンソン)というインターンから目が離せなくなってしまう。彼はロミーの中に眠る秘密の欲望を見抜き、きわどい挑発を仕掛けてくるのだ。行き過ぎた駆け引きをやめさせるためにサミュエルに会いに行くが、逆に主導権を握られ2人のパワーバランスが逆転していく…。

脚本の構想段階から、主演のキッドマンへあて書きされた本作。ヴェネチア国際映画祭で審査員長を務めたイザベル・ユペールが彼女の大胆さと繊細さを併せ持つ演技に対し、「社会的に強い部分と私的に脆い部分の両方が混ざり合う役を、幅広い演技力で見事に体現した」とお墨付きを与え、海外メディアも「ニコール・キッドマンのすべてを賭けた、これ以上の演技は思い浮かばない!」(Time Out)、「キッドマンが生々しく大胆不敵で、そしてとにかく刺激的!」(Vogue)と最大級の賛辞を贈るなど、来たる第97回アカデミー賞主演女優賞へも期待が高まる。自身が「俳優として、人間として、すべてをさらけ出した」と語る通り、圧巻の演技を披露している。

美しさと野心を兼ね備え、ロミーに近づく生意気な年下インターン、サミュエルを演じるのは『逆転のトライアングル』(22)でのモデル役カールが記憶に新しく、『キングスマン:ファースト・エージェント』(20)や『アイアンクロー』(23)などの話題作への出演が相次ぐハリス・ディキンソン。挑発的な演技でホットボーイとしての魅力を振りまいている。愛情深いロミーの夫ジェイコブ役には、『ペイン・アンド・グローリー』(19)で数々の賞を受賞したアントニオ・バンデラス。優しさと慈しみを全身で表現する。ほかには、主演を務めた『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(22)で新進女優の仲間入りを果たしたソフィー・ワイルドがロミーに憧れる部下、エスメを演じる。

監督は、ポール・ヴァーホーヴェン監督の『ブラックブック』(06)、トム・クルーズと共演した『ワルキューレ』(08)に出演するなど女優としても活躍するハリナ・ライン。映画スタジオA24と『BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ』(22)に続く2度目のタッグで、観る者を新時代へと誘うエロティック・エンタテインメントを完成させた。

世界中を陶酔の渦に巻き込んでいる『ベイビーガール』。12月25日(水)には北米公開を控え、さらなる盛り上がりが予想される。続報に期待してほしい。

文/平尾嘉浩