新型コロナ 全国感染者数は横ばいから微減 「秋田」など14地域では増加【2024年11月29日時点】

 厚生労働省は週ごとに、各地の選定された医療機関からの情報をまとめ、各種感染症についての流行状況を公表しています。今回は、新型コロナウイルス感染症についてみていきましょう。

 11月18日~11月24日の感染状況を表す指数を、一週間前のデータ(11月11日~11月17日)との増減を比較していきます。数字が大きいほど感染者数が増加傾向であることを表しており、一方でマイナスの数字は感染者数が減少傾向にあることを示します。日本全国での増減の値は「-0.09」と、微減を示す数値になりました。

 数値が増加傾向となっている都道府県は、秋田県・岩手県・北海道・滋賀県・宮城県・鳥取県・山形県・山梨県・岡山県・徳島県・青森県・福島県・長崎県・福井県の14つです。以下では、「感染者数が増えている都道府県」をランキング形式で見ていきます。

※見出しの( )内の数字は、各都道府県の11月11日~11月17日と、11月18日~11月24日の感染状況を表す指数を比較したものです(数値は小数点以下第3位を四捨五入)。

第2位:岩手県(0.8)

 2位となった岩手県では「0.8」人の増加を記録しています。岩手県では「岩手県感染症情報センター」のホームページで感染症の情報を公開中。また、岩手県の「新型コロナウイルス感染症関連情報」のページでは、もし感染の疑いがあった場合の相談・受診の手引きや、問い合わせの多い内容についてまとめています。

(広告の後にも続きます)

第1位:秋田県(1.63)

 1位となったのは「秋田県」で、「1.63」人の増加。また定点として感染者数報告を行っている1医療機関当たりの感染者数も「7.96」人となっており、全国平均である「1.81」人と比べてかなり大きな値となっています。この冬は、手洗いやうがいなど、基本的な感染症対策が重要になってきそうです。