ラランドのYouTube『ララチューン』におけるサーヤの言動が物議を醸し、炎上する騒動があった。思えば今年は「フワちゃんvsやす子」のトラブル、その渦中にいたとされるAマッソ・加納など、珍しく女性芸...
2024年は女芸人のトラブルが多かった
シドニー石井の恋愛に対する助言だったが…(C)日刊ゲンダイ
ラランドのYouTube『ララチューン』におけるサーヤの言動が物議を醸し、炎上する騒動があった。思えば今年は「フワちゃんvsやす子」のトラブル、その渦中にいたとされるAマッソ・加納など、珍しく女性芸人に関する炎上事件が多かった。
そこで今回は、かつて年間100本以上のライブに出演し、自身もライブ主催者の経験もあるという現役の芸人・帽子田(仮名)が、「女性芸人事情」について解説する。
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男社会で必死に生き抜く女芸人たち
前提として、お笑いの世界は圧倒的に男社会であり、女性芸人は全体の1~2割しかおらず、その中でもテレビで活躍する人はほんの一握りだ。
「女性というだけで目立つ」メリットはあるが、実際は男性より厳しい立ち位置に立たされている。男性ばかりで常にやりにくい舞台上で、しっかりと爪痕を残す女性芸人を僕自身尊敬している。
しかし僕がお笑いライブを主催する時には、女性芸人の扱いに悩むことがある。「女性芸人の性格がきつい、ややこしい」と言いたいわけではない。女性芸人同士(特に名が売れている場合)には、暗黙の了解の「共演NG」があったりするのだ。
ヒコロヒーに暴露されたキンタロー。(C)日刊ゲンダイ
基本的に女性芸人は腰が低くて、気さくな人ばかりだ。ライブスタッフとして話しかけても皆笑顔で対応してくれるし、逆にこちらに気を使ってくれたりする。男性芸人より圧倒的に感じが良い。
それなのに、女性芸人同士だとうまく行かないことが多いのだ。
例えば「楽屋での態度が大きい」「発言が気に障る」「女出しすぎ」などの男からみたら些細なことで、嫌ったり嫌われたりしている。以前テレビでヒコロヒーが「キンタロー。と紺野ぶるまが死ぬほど仲が悪い」と話していたが、そのレベルの不仲話がゴロゴロあふれている。
なので、女性芸人にオファーをかける際に「○○さんと○○さんは一緒にしていいんだっけ?」と確認を取ることがあったりする。