プレミアム感漂うネオクラシックモデル
日本も最も歴史のあるモーターサイクルブランドのひとつであるMEGURO。今年100周年を迎え、ひとつの区切りを迎えた。その記念すべき年に登場したのが、100年にわたる伝統と信頼を受け継ぐ250ccクラスの空冷シングルスポーツモデル「MEGURO S1」である。その魅力は独自のスタイリングと低回転域での鼓動感のある心地よい乗り味、そして高回転域での快活な走り。またこのモデルは1964年に発売されたMEGURO最後期のロードスポーツモデル「カワサキ 250 メグロSG」の正当な後継車両であることも主張している。
往年のメグロシリーズからインスパアされたデザインはヴィンテージ感のあるエンジンや3D造形のメグロエンブレムが主張するティアドロップ形状の美しいタンクにレトロな雰囲気を醸し出す丸型のメーターには、モダンな液晶ディスプレイが内臓されるとともに文字盤には往年のメグロモデルを彷彿とさせるカラーとフォント、そしてアイコニックな赤い「メグロ」ロゴが刻まれている。そして車体全体の黒の塗装とクローム仕上げがメグロならではの印象を与え、その存在感示すとともにライダーの所有感も満たしてくれるスタイルとなっている。
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往年のモデルを感じさせる走りとサウンド
エレガントなネオクラシックなボディには232cc空冷4ストロークの単気筒エンジンが搭載。スロットルを開けた瞬間からトルクのある走りを感じることができ、またクランクシャフトの高い慣性モーメントによって心地よい鼓動感も得られる。また排気音にもこだわり、往年のカワサキ250メグロSGの実際のサウンドを元にMEGURO S1の排気音を入念に調整、特に加速時にはオリジナルのサウンドを彷彿とさせる豊かな低音と心地よい響きを実現。
ボディの骨格となるシャシーは、スリム、コンパクト、そしてライトウェイトを実現し、それによって軽快かつスムーズなハンドリングを生み出している。さらにシート高設定を低めにしたことと往年のメグロモデルの設計に倣ったリラックスしたライディングポジションにしたことで、幅広い体型のライダーにこの走りと乗り心地を体感できるように仕上げられている。