元日本代表の松井大輔氏と伊野波雅彦氏が、那須大亮氏のYouTubeチャンネルで母校の鹿児島実高時代について語り合った。
43歳の松井氏と那須氏、2人の4歳下の伊野波氏がいた頃の鹿実は全国上位の常連だった。当時の練習は過酷で、4時間半程度の練習後に、きついランニングが行なわれていたという。
伊野波氏が「ヤバかったですよ。1000メートルを5本は常にやっていました。8本とか、やっていましたよ」と振り返る。松井氏と那須氏の頃は1000メートルの8本はやっていなかったとし、100メートル、200メートル、300メートル、400メートルの“折り返し”を秒数設定があるなかで行なっていたと明かす。
上下関係も厳しく、伊野波氏は1年生が入部後の1か月は挨拶の練習をしていたという。那須氏は先輩と100メートル程度離れていても、挨拶をしなければならなかったと回想。「1年生はとにかく我慢。1年と3年というと、本当、奴隷と神様かというぐらい身分の差があった」。
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そうした環境で育ったため、精神力の強さが養われた。松井氏は、その効果をこう語る。
「プロに入ってからは、厳しいと思わない練習だよね。何にも思わない。『こんなぐらいでいいのかな』から始まるじゃん。壁にぶち当たった時は、3年間があったからこそ乗り越えられた。あのことがあるから我慢できたみたいな。大抵のことは全然問題ない」
その言葉に伊野波氏も「かすりもしない」と同調し、卒業後にサッカー以外の業界で活躍しているOBも多いようで「高校年代でそういった体験ができて良かったなとは思います」と述べた。
高校での厳しい鍛錬は、今にも活きているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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