レッドブルのマックス・フェルスタッペンはF1カタールGPのスプリント予選で6番手。ペースが上がらず、”アタック”できなかったという。
前戦ラスベガスで今季のチャンピオンを獲得したフェルスタッペン。高速レイアウトのカタールではラスベガスよりも良い状態であることを期待していたが、フリー走行では11番手。その後のスプリント予選では6番手と、上位に食い込むことはできなかった。
なお、チームメイトのセルジオ・ペレスはSQ1で敗退。フェルスタッペンはペレスに対し、過去50回の予選セッションのうち49回で上回ったことになる。
フェルスタッペンは来季に向けて学習することが最も重要だとしながらも、初日の走行を終えてのマシンに対する不満点を口にした。
「ただただスピードがないんだ。遅すぎるし、特にコーナー進入から中盤にかけてアタックできるようなマシンバランスもない。今のところペースが上がらないし、それがここでの状況をとても難しくしている」
「とても高速なコーナーはまだOKだけど、それ以外はそうじゃない。だからプッシュするのが難しいんだ」
「この6番手というポジションは、しかるべき位置だと思うけど、もしかしたら7番手だったかもしれない。でも、今僕らが望んでいるのはそこじゃないんだ」
今回のカタールGPはスプリントフォーマットでの開催となるため、土曜午前にスプリントレースを行なったあと、決勝レースの予選に向けてマシンのセットアップを変更することができる。
しかし少なくともスプリントレースは、現在の苦しいセットアップで乗り越えなければならないとフェルスタッペンは認識している。
「スプリントレースの間は、僕の周りのクルマと戦うのは難しい。特に今のバランスではね」
「通常の予選では、もう少しバランスを調整できるかどうか見なければならないが、すべてをひっくり返して急にうまくいくとは思っていない。ただただ、あまり良くないんだ」