過疎化、高齢化が進む昨今、雪国の除雪はますます大変になっている。そんな除雪作業について、救いになるかもしれないのが、エバーブルーテクノロジーズの『除雪ドローン SRD-F11RC』だ。この、今雪国で大きな注目を浴びている除雪ドローンのクラウドファンディングをご紹介したい。
『除雪ドローン SRD-F11RC』クラウドファンディング
https://greenfunding.jp/lab/projects/8638
青い空、青い海を守るという夢のために
昔からのブロガー仲間のエンジニアに、野間恒毅さんという人がいる。彼が作ったスタートアップがエバーブルーテクノロジーズだ。
エバーブルーテクノロジーズ
https://www.everblue.tech/
エバーブルーテクノロジーズのコア技術は、ドローン技術というか、自動操縦技術だ。
そもそものアイデアは、『自動操縦帆船』にあった。帆船は、地球の表面に吹く風と、海流の流れだけで海を渡る。これを、自動操縦で潮と風を読んで航行できるようにしたらどうだろうか? 地球の海のどこへでも、ほぼコストゼロで移動できるようになる。
小さい船なら影響は少ないだろうが、大型のタンカーや、コンテナ船がこの技術を利用したらどうだろう。時間がかかってもいい荷物だったら、燃料代ゼロで地球上のどの港にも届けることができる。素晴らしい発想だ。
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しかし、スタートアップが急にタンカーやコンテナ船を作ることはできない。そこで、野間さんが作ったのが、水上ドローンだ。スマホで目的地を指定するだけで、自動的にその場所に向かう水上ドローンには一定のニーズがある。
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しかし、それよりも直近に大きなニーズがあったのが、除雪ドローンだった。
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もはや、雪国の除雪は限界にきている
昨今の高齢化と、人手不足で雪国の除雪は深刻な問題になりつつある。
もちろん、屋根の雪下ろしをしないといけないとか、道の除雪をしなければいけないとか、そういう問題もあるが、広大な駐車場や、広場、飛行機の滑走路などの除雪も必要だ。
これを自動操縦ドローンに任せてしまおうというのが野間さんのアイデアだ。
『雪国の雪はもっと深い』というのが我々の一般的なイメージだが、ドローンなら自動操縦で一晩中動かしておけばいい。しんしんと降る雪を数センチ積もるごとに除雪すれば、雪のない状態が保てる。
すでに、雪国のニュースメディアには取り上げられており、その紹介YouTube動画は約60万回も再生されているという。
現在クラファンに出ているモデルは無線操縦のラジコンモデルだが、2025年度リリース予定のアップグレードキットを組み込めば、専用大型液晶画面付きコントローラで、除雪エリアを指定すれば、設定通りに自動的に除雪できるようになる。