スマックダウンが現地時間29日、行われ、ブラッドライン対決によるウォーゲームズ戦の前日にローマン・レインズとCMパンクが対面。ジェイコブ・ファトゥがジェイ・ウーソとの一騎打ちを制し、ニューブラッドラインがアドバンテージを獲得した。
11・30『サバイバーシリーズ』で行われるブラッドライン対決による5対5ウォーゲームズ戦が翌日に迫った。ソロ・シコア率いるニューブラッドラインは早々とブロンソン・リードを助っ人に迎えたのに対し、レインズ率いるオリジナルブラッドラインの5人目探しは難航。それでも先週、“ワイズマン”ポール・ヘイメンが旧知の間柄にあるパンクを連れてきて、ようやく両軍のメンバーがそろった。
決戦前日のこの日、ヘイメンの仲介でレインズとパンクの対面が実現した。約束の時間に遅れてきたパンクは不機嫌モードのレインズに向かって「来たのはお前のためじゃない。ポール・ヘイメンのためだ」と言い切った。ヘイメンはシコアの裏切りにあってブラッドラインから追放され、長期欠場に追い込まれた。パンクはその仇討ちを買って出た。
するとレインズも「一つハッキリ言っておく。お前の助けはいらねえ」とパンクへの拒絶反応を示した。「お前を助けるつもりなんてない。俺はポールのためにやるんだ」と強調したパンクに「てめえの口の利き方と態度が気に食わねえ。お前は嫌いだ。そんなヤツと組みたくない」と言い放った。
決戦前日に二人の共闘が不安視される状況となった。そこでヘイメンが「レッスルマニア以降、我々はソロに追いつめられています。彼と共闘しないと今度こそ終わりです」とレインズに投げかけ、パンクには「あなたが共闘せずにオリジナルブラッドラインが壊滅したら、次の標的はあなたです。ソロたちはあなたを狙うでしょう。ソロにとってあなたが脅威だからです」と忠告。「分裂はソロの思うつぼです。団結すれば生き残れます」と二人を説得した。
それでもパンクは「俺が気に入らねえなんてどうでもいい。俺もお前が嫌いだが、それもどうでもいい。俺はポールのために動く」とのスタンスを崩さず。レインズに向かって「お前は自分の意志を貫け。俺はポールの仇が討てればそれでいい。もしウォーゲームズ戦で生き残れたら、サシでまた話すか? いつでもいいぜ」と呼びかけた。
するとレインズは「最初で最後だ」と今回限りの共闘を強調。パンクも「最初で最後」と同意したうえで、「そして俺の親友、ワイズマンに貸し一つだ」と言い残して立ち去った。レインズが「ヤツは何を求めている?」と問うと、ヘイメンは「まず明日のウォーゲームズ戦を乗り切りましょう。そのあと話します」と意味深長に返答した。
そして、この日メインイベントではジェイとファトゥがアドバンテージマッチで対決した。セコンドのリングサイド立ち入りが禁止された中、ファトゥがステップ式ムーンサルトプレスで勝利。シコア率いるニューブラッドラインがアドバンテージを獲得した。
ウォーゲームズ戦は金網に囲まれた二つのリングが戦場。1対1で試合が始まり、5分後に二人目、以降3分ごとに選手が交互に加わっていく形式。ニューブラッドラインが先に二人目が入る有利な状況となる。
今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。