GK大国と言われるイタリアで、1年目ながらレギュラーとして確実に評価を高めている。
日本代表GKの鈴木彩艶は今季、セリエAに昇格したパルマに移籍し、13節消化時点で12試合に出場している。出場停止だった1試合を除き、常にスタメンに名を連ねてきた。
昇格組ながら積極的に攻める姿勢のチームスタイルもあり、クリーンシートは1回にとどまっている。失点数は14位タイだ。それでも、たびたびのピンチでチームを救ってきたセーブや、高い精度のキックを駆使した攻撃参加で、22歳は株を上げている。
『ParmaToday』は11月29日、国際サッカー連盟(FIFA)の教育研究機関でもある、スイスを拠点とするサッカー関連調査機関の『CIESフットボール・オブザーバトリー』が、25歳以下の5大リーグのGKランキングで鈴木を2位としたと紹介。「パルマは優れた手の中にある。ザイオン・スズキの手だ」と、日本代表守護神を称賛した。
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同メディアは鈴木が「あっという間に成長」し、「パーソナリティ、ビルドアップと気質の面での向上」したと評価。「彼のパフォーマンスは見過ごされていない」と、以前にも関心を寄せたマンチェスター・ユナイテッドから、引き続き熱い視線を注がれていると報じている。
「例えば、2年前にスズキがベンチに座るよりシント=トロイデンのスタメンの座を望んで断ったユナイテッドは、まだ彼を追うことをやめていない。今は当時と状況が変わっている。アンドレ・オナナはあまり保証になれておらず、ザイオンは成長した。セリエAがGKを向上させる学校であることは確かだ。スズキの進歩をチェックし続けているマンチェスターでも、それは気づいているだろう」
ジャンルイジ・ブッフォンを輩出したクラブで成長を続け、ビッグクラブへのステップアップも期待される鈴木は、イタリアでどれだけ飛躍できるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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