「ハレンチすぎる!」”半ケツ”セクシー運動員と衆院選に挑んだ医師が公選法違反で逮捕…運動員の女性は「お仕事だと思っていた」

今年10月に行われた衆議院議員選挙で、無所属で立候補するも落選した医師の男が公職選挙法違反の疑いで逮捕された。男は選挙運動員にバイト代を支払う約束をした疑いがあり、その運動員たちは超ミニスカやホットパンツといった“半ケツ状態”だったことで、選挙運動の時から話題になっていた。

「はっきりいって有権者を馬鹿にしてるように見えた」

公職選挙法違反の疑いで逮捕されたのは、東京26区から無所属で立候補していた田淵正文容疑者と運動員の30代の男の2人だ。

速報を報じた「日テレNEWS NNN」によれば、田淵容疑者らは男女4人の運動員に対し時給1500円で報酬を支払う約束をしていたと見られている。

田淵容疑者の選挙戦は、“ハレンチな運動員”の存在が当時から話題になっていた。

「蛍光色のジャンパーにスウェット生地のホットパンツに編みタイツを履き、頭には猫耳のカチューシャをつけた女が“よろしくお願いしまーす”と猫撫で声で田淵容疑者の顔写真とプロフィールが書かれたビラを配っていました。選挙活動にはまるで相応しくないし、はっきりいって有権者を馬鹿にしてるように見えた」(地元有権者)

10月27日の投開票日の前日、「集英社オンライン」も中目黒周辺で猫耳姿の運動員の女性らと演説をする田淵容疑者を目撃、“ハレンチな運動員”について選挙スタッフに話を聞いた。

「私たち事務局とあの網タイツ女性やホットパンツ女性は関係がありません。なんであんな格好でビラ配りをしたのかはわからない。勝手に他のスタッフが連れてきて迷惑しているんです」

だが、ビラ配りしていたある女性は自身のXに、白いミニスカの半ケツ状態で田淵容疑者の選挙カーの前に立っている後ろ姿の画像とともに、《早速受注案件》《レンタル彼女》などと投稿。

女性のその投稿に対し「買収罪にあたるのでは」と指摘するコメントがついた。それに対し女性は、金銭の授受を否定したうえで、「ボランティア」だと主張していた。

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なぜ“半ケツ“で?

その一方で、ホットパンツに編みタイツ、そして猫耳のカチューシャをつけてビラ配りしていた“セクシー業界”で働くAさんに話を聞くと、「ボランティア」とは言わなかった。Aさんは一体どんな経緯でビラ配りすることになったのか。

「10月初旬頃に普段、いろんな案件(仕事)の声をかけて下さる政治マニアのおじさんから『衆議院議員のお手伝いをするんですけど、よかったら一緒に行きませんか?』とLINEが来たんです。私は興味があったので『いつですか?』と返したら『10月18日から27日の間のどこかでどうか』と来ました。私はお仕事だと思って引き受けました」

Aさんいわく“仕事だ”と思って引き受けたというが、“報酬”がいくらだったかAさんは答えなかった。

「それはちょっと言っちゃいけないことみたいなんで…。私が動いたのは2日間で。朝から田園調布駅に集合し、自由が丘や中目黒などを回り、チラシを配ったりウグイス嬢をやったりしました。初日は、田淵先生にお会いしました。

チラシ配りをする際に『(女の子の)顔が見えるように配ったほうがいいんじゃないですか』と提案したら、田淵先生が『それいいね!』と言ってくださって、チラシ配りは顔が見えるようにして配りました」

田淵容疑者とビラのまき方まで話したというAさん。だが、そもそもなぜAさんは半ケツ姿でビラ配りをしたのか?

「事前に服装について注意もされなかったし、私は私の普段着で網タイツとホットパンツをはいていただけです。最初はスウェットをはいていたのですが、いつでも脱げるようにホットパンツを仕込んでたんです。で、暑かったので脱いだというだけ。選挙だから清楚な格好で挑まないといけないとか、真面目風に見える格好をしないといけないなどとは考えませんでした」

「ハレンチすぎる」「けしからん」とネット上で話題をよんだ田淵容疑者は、選挙では1万4000票余りを獲得するも立候補した5人中最下位で落選した。

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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班