【WWE】中邑がナイト破って5年10ヵ月ぶり3度目のUS王座戴冠

 『サバイバーシリーズ』が現地時間30日、行われ、中邑真輔がLAナイトを破って5年10ヵ月ぶりのUS王座戴冠を果たした。

 中邑は今月15日のスマックダウンで電撃復帰。US王者・ナイトを襲撃し、この日の挑戦を決めた。前日のスマックダウンでは復帰後初試合で好敵手アンドラデとの一騎打ちに快勝。試合後、王者・ナイトが襲撃してきたが、黒い毒霧噴射で返り討ちにした。

 開始早々、中邑はヒザ蹴りを連発するなど先手を取ったが、ナイトもラリアットで反撃して譲らず。馬乗りになってパンチを連打し、場外戦でも圧倒。中邑をトップロープに乗せて後頭部にダイビングエルボードロップを投下した。

 中邑もローリングバックエルボー、カカト落とし、顔面への低空ドロップキックの波状攻撃で逆襲。コーナーに乗せての串刺しランニングニーをぶち込み、挑発的に顔面を蹴りつける。ナイトがスタンガン、高速DDT、アルゼンチンコースターの猛攻で巻き返したが、雪崩式攻撃は中邑が決めさせず。雪崩式リバースパワースラムで叩き落とした。

 ナイトも3カウント寸前にキックアウト。キンシャサをかいくぐって変型ロックボトムで叩きつけると、ダイビングエルボードロップで急降下した。中邑はエプロンに退避し、ナイトが追いかけてきても隣のリングのつなぎ目にある鉄製の板にリバースDDTを敢行。すかさず後頭部にキンシャサをぶち込んで3カウントを奪った。

 中邑がナイトを撃破し、復帰2戦目でUS王座を奪取。2019年1月の陥落以来、5年10ヵ月ぶり3度目の戴冠となった。試合後、ベルトをリングに置いた中邑は座礼。立ち上がるとベルトを高々と掲げて勝ち誇った。中邑はNOAH1・1日本武道館大会参戦(vs佐々木憂流迦)を控え、US王者としての凱旋が期待される。

 サバイバーシリーズの模様は日本国内ではABEMA PPVにて生中継された。