米倉涼子 (C)週刊実話Web

10月に虚血性心疾患で急死した俳優・西田敏行さん(享年76)の遺作となった米倉涼子(49)主演映画『劇場版ドクターX FINAL』(12月6日公開)の苦戦が早くも予想されている。

観客動員数は、主演のファンクラブ会員数に比例する面があるからだ。

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米倉は2020年3月にデビュー時から27年間所属した大手プロ『オスカープロモーション』から独立。個人事務所を設立し、約1年後にファンクラブ『よねさんち』を立ち上げた。年会費は5500円。

「木村拓哉のファンクラブの年会費は4000円です。米倉の5500円はかなり強気の設定ですね。ただ、中堅俳優のファンクラブでも約3000人はいるんですが、米倉の会員数はその半分くらいにとどまっているようです」(業界関係者)

ファンクラブの会員数が伸び悩むのは、米倉人気の衰退もさることながら、彼女の人柄が影響をきたしている面もあるという。

「オスカー独立後、業界からは米倉の人間性を疑問視する声が上がっています。傲岸不遜、自分勝手、礼儀知らずなどといわれ、業界関係者から敬遠されていますよ。オスカー時代は、事務所に守られていたから人間性までは問題視されていませんでした」(大手プロマネジャー)

米倉涼子の独立は“円満”ではなかった!?

そもそも、米倉の代表作となった『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)は、前事務所のK会長の発案で2012年からスタートし、大ヒットした経緯がある。

「実は、4年前の独立劇は円満ではなかった、しかし、K会長は気持ちよく彼女を送り出した。米倉のために『ドクターⅩ』の企画権利を放棄したんです。だからこそ劇場版も製作できた。なのに前事務所を離れてからの米倉は、1度もK会長のもとへ挨拶に来たためしがない。配給をテレ朝と関係の深い東映ではなく、東宝にしたのも物議を醸しています」(元事務所関係者)

劇場版公開について米倉は「西田さんもそこ(作品)に生きていますし、見納めてほしい。12年間の絆の集大成です」と語っている。

「失敗しないので」の名言も劇場版で潰えそうだ。

「週刊実話」12月5・12日号より