リアム・ローソン、1/100秒差でQ1突破を逃す「タイヤをうまく準備できなかった」

 F1カタールGPの予選で、RBのリアム・ローソンは17番手となりQ1敗退。最終アタックに入る際にタイヤの準備を整えることができなかったのがその要因だったと悔やんだ。

 ローソンは金曜日に行なわれたスプリント予選ではSQ3に進出。しかし土曜日のF1スプリントではスタート直後に順位を落としてその後挽回することはできず、さらにその後に行なわれた予選ではさらに苦戦……Q1を突破することもできなかった。チームメイトの角田裕毅も、Q2に進出することはできたものの14番手が精一杯であり、RBとして厳しい状況に陥っているように見える。

 ローソンは予選での苦戦について、タイヤをしっかりと準備できなかったことが原因だったと語った。

「最後のアタックを始めた時、少しトラフィックに見舞われた。それで(Q2進出までの)差が100分の1秒しかないと、そりゃあ苛立たしいよ」

 ローソンは予選後にそう語った。

「タイヤがまだ準備できていなかったから、アタックの序盤が危うくなった。それで1周目のタイムが改善できず、ポジションを落としてしまった」

「明日は厳しいレースになるだろうし、今日のスプリントでは苦戦した。明日に向けてチーム一丸となって全力を尽くし、コース上でチャンスを見つけていきたいと思っている」

 ただチームのチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるティム・ゴスは、決勝での巻き返しを期待している。

「予選は非常に厳しいモノだった。金曜日のスプリント予選のパフォーマンスを再現することができなかった」

「気温の低下と、硬めのタイヤをいかに準備するかが、このセッションの大きな特徴となった。チームは様々な準備ラップの組み合わせを試したが、成功の度合いは様々だった」

「基本的に我々のマシンのバランスは良好だ。ふたりのドライバーがレースでポイントを獲得できるポジションを争えると確信している」