『サバイバーシリーズ』が現地時間30日、カナダ・バンクーバーで行われ、女子ウォーゲームズ戦でイヨ・スカイがトラッシュ缶をかぶっての金網上からのムーンサルトを敢行。リア・リプリーが怨敵の女子世界王者リヴ・モーガンを粉砕した。
イヨがこの日、ビアンカ&リア&ベイリー&ナオミと豪華チームを結成し、女子世界王者・リヴ&WWE女子王者ナイア・ジャックス&マネー・イン・ザ・バンク保持者ティファニー・ストラットン&キャンディス・レラエ&ラケル・ロドリゲスの女子王者連合との5対5ウォーゲームズ戦に臨んだ。
ウォーゲームズ戦は金網に囲まれた二つのリングが戦場で反則裁定なし。1対1で試合が始まり、5分後に二人目、以降3分ごとに選手が交互に加わっていく形式。先週のスマックダウンでビアンカがナイアとのアドバンテージマッチに勝利し、ビアンカ軍が先に二人目が入る有利な状況となる。
イヨは6度目のウォーゲームズ戦出場。昨年はトラッシュ缶をかぶって金網上からのダイブ攻撃が大きな話題となった。また、当初、ジェイド・カーギルが出場予定だったが、何者かの襲撃によって欠場。代わりにベイリーが名乗りを上げた。
ベイリーとナイアが先発で登場し、他の選手たちがケージ内で待機する状況で開始のゴングが鳴った。8月のサマースラムでWWE女子王座を争った二人が激しい攻防を展開する中、5分が経過。ビアンカ軍の二人目としてナオミが登場すると、ナイアを竹刀でめった打ちにし、ベイリーと二人がかりのショルダースルーで投げ飛ばした。
その後、3分ごとにキャンディス、ビアンカ、ティファニーが加わり、イヨがビアンカ軍4人目として登場した。早くもトラッシュ缶を持ち出して金網を登ると、場内は大歓声で期待感が充満。キャンディスが妨害してもミサイルキックで返り討ちにし、ティファニーをイスで殴打。串刺しランニングダブルニーをティファニーとキャンディスに叩き込んだ。
さらにラケル、リア、リヴが3分ごとに加わり、両軍のメンバーが出そろった。リヴはバットを手に、リアが待ち受けるリングに登場。ここからウォーゲームズ戦開始を告げるゴングが鳴った。フェイスガードを外したリアは手招きでリヴを挑発すると、早くもリップタイドの構え。ナイアに妨害されると、リヴがバットでめった打ちにした。
するとイヨがスワンダイブ式ミサイルキックをナイアに放ったが、リヴのランニングダブルフットスタンプを食らってしまう。ならばとリアがランニングニーをリヴにグサリ。両軍が入り乱れる混戦模様の中、ベイリーがサンセットフリップパワーボムでリヴをコーナーに叩きつけたが、ナイアのサモアンドロップで鎮圧されてしまった。
流れを変えるべくイヨが金網上に登り、トラッシュ缶をかぶってのムーンサルトを発射。昨年以上の驚愕ダイブでドッと沸かせた。一方でティファニーは金網上からのスワントーンボムを敢行。MITBブリーフケースを持ち出し、キャッシュインの構えを見せたが、女子世界王者リヴへの挑戦権を保持するイヨが消火器をぶちまけて食い止めた。
終盤、リヴがイスを利してのオブリビオンをリアにさく裂させた。テーブルに乗せてコーナーに上がったが、これはリアが察知。リヴがトップロープからのオブリビオンを仕掛けたが、阻止したリア雪崩式リップタイドでテーブルに叩き落としてリヴから3カウントを奪った。
リアが女子世界王者・リヴを粉砕し、ビアンカ軍が勝利。イヨはリアに抱きついて喜びを爆発させた。そして5人で金網上に登ってかちどきを上げた。
サバイバーシリーズの模様は日本国内ではABEMA PPVにて生中継された。