『サバイバーシリーズ』が現地時間30日、カナダ・バンクーバーで行われ、ダミアン・プリーストが世界ヘビー級王者・グンターとの4ヵ月ぶりの再戦に臨んだものの、前回同様フィン・ベイラーの介入の末に敗戦。グンターが頂点ベルトを死守した。
両者は8月の『サマースラム』以来、約4ヵ月ぶりの再戦。前回はフィン・ベイラーに裏切られたダミアンが苦杯をなめ、グンターが初戴冠を果たした。が、グンターは10月の『クラウンジュエル』で統一WWE王者コーディ・ローデスとの王者対決に敗れ、自信を喪失した感は否めない。
待望の雪辱戦となったダミアンは左右のミドルキックを連打し、フェースバスターで叩きつけたが、左肩を痛めたようで動きが止まってしまう。すかさずグンターが蹴り上げたり、鉄柱に激突させたりと集中砲火。左腕を固めてニードロップを連打し、腕固めで絞め上げた。
しのいだダミアンは起死回生のジャンピングハイキックで反撃を開始。フラットライナーで叩きつける。一進一退の読み合いから三角絞めで捕らえ、トラースキックを叩き込んだが、レーザーズエッジは左肩の痛みで決められず。スリーパーで絞め上げたグンターがパワーボムで叩きつけた。
ダミアンも雪崩式フランケンシュタイナーで逆襲。レーザーズエッジを意地で決めた。サウス・オブ・ヘブンはグンターが阻止。グラウンドに持ち込むとチキンウイングアームロックで絞め上げる。ダミアンが耐えてもグンターはショートレンジラリアットを連打。負けじとダミアンもラリアットを連発して応戦した。
グンターの雪崩式ブレーンバスターを阻止したダミアンだったが、そのまま場外に転落してしまう。ここでベイラーが乱入。鉄階段からのクーデグラを投下した。すかさずグンターがフロントハイキックを叩き込むと、リングに戻してパワーボムで追い討ち。片羽絞めで絞め上げて勝利を決めた。
グンターが世界ヘビー級王座を死守。ダミアンは4ヵ月前と同様にベイラーの乱入の末、屈辱的な敗戦を喫した。
サバイバーシリーズの模様は日本国内ではABEMA PPVにて生中継された。