文部科学省が、2023年度版「学校保健統計調査」(確定値)を発表しました。幼児から生徒の発育や健康状態を明らかにすることを目的としており、子どもたちの身長や体重、むし歯などの状況についての調査結果となっています。
今回はその中から、都道府県別の「12歳女子の体重」について紹介していきます。
(出典元:文部科学省「令和5年度学校保健統計調査の結果公表について」)
北日本が上位を占める結果に
都道府県別の「12歳女子の平均体重」において、1位は「青森県(46.3キロ)」でした。2位は「福島県(45.8キロ)」、3位は「宮城県(45.7キロ)」が続き、トップ10の半数以上を東北および北海道が占める結果に。
12歳男子のデータを見てみると、こちらもトップ10を北海道・東北地方が占める結果となっており、男女ともに北日本で平均体重が高い傾向にあるようです。寒冷な気候や、豊かな自然が育んだ食文化が影響しているのかもしれません。
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1位「青森県」は平均身長もトップ、肥満児も多い傾向に
今回1位となった「青森県」は、12歳女子の平均身長でも153.3センチでトップを記録しています。青森県の女子は発育が良く、体格が良い傾向にあるといえそうです。
ここで、青森県は12歳男女の「肥満傾向児の出現率」においてワーストとなっていることにも注意が必要です。これには家庭環境などさまざまな要因が考えられますが、子どもの肥満は将来の生活習慣病などにつながる危険があるため、予防に努めたいところです。
生涯の健康のためには、やせすぎず太りすぎず、適正な体重であることが望ましいですよね。バランスの良い食事や適度な運動、規則正しい生活を心がけたいものですね。