『世界最強タッグ決定リーグ戦2024』米子コンベンションセンター(2024年12月1日)
Aブロック公式戦 ○斉藤レイ&斉藤ジュンvs羆嵐&大森北斗×
斉藤ブラザーズが最強タッグ最終公式戦で北斗軍を粉砕。6戦全勝による決勝トーナメント進出を決め、「歴史に名を残してやるぜ!」と史上初の世界タッグ王者による全勝優勝をあらためて誓った。
史上初の世界タッグ王者による全勝優勝を掲げるジュン&レイは無傷の5連勝中。最終公式戦となったこの日、北斗&羆嵐と10・12行田大会における世界タッグ戦以来の再戦に臨んだ。
斉藤ブラザーズは北斗軍に苦戦。場外戦で先手を取ったものの、ジュンが羆嵐のアルゼンチンバックブリーカーに捕まり、レイは北斗にボディスラムで投げられてしまう。さらに羆嵐がバックフリップ、セントーン、北斗がナルシストプレスと攻勢を続けた。
それでも北斗軍スペシャルを阻止すると、ジュンが北斗、レイが羆嵐をブレーンバスターで同時に投げて反撃を開始。北斗をダブルヒップトスで投げ飛ばす。レイのBBQボムが北斗のフランケンで切り返されると、羆嵐のダイビングセントーン、北斗のナルシストプレスを立て続けに食らったが、ジュンのカットが間に合った。エルボーを連発し、浴びせ蹴りで粘る北斗にレイは左右の張り手、チョークスラムで倍返し。すかさずBBQボムを爆発させて3カウントを奪った。
斉藤ブラザーズが北斗&羆嵐を撃破。6戦全勝・勝ち点12で公式戦全日程を消化した。公式戦最終日を待たずして文句なしのAブロック首位通過を決定。全勝優勝へ向けて準決勝、決勝戦のあと二つと迫った。
試合後のリング上でレイは「この最強タッグ、未だかつてこの世界タッグのベルトを持ったまま全勝優勝したチームは一組もねえ。俺たち斉藤ブラザーズが必ずこのまま全勝優勝して、歴史に名を残してやるぜ!」とあらためて快挙達成を誓った。
勢い待って鳥取名物の大山Gビールで「前祝い」しようとしたが、ジュンが待った。「お前、今、禁酒してるだろ? これは俺が代わりに飲んでやる」と堪能し、「めっちゃおいしい。火照った体にメチャクチャ染み込む」と食リポも披露。「実は俺、水木しげる大先生が大好きでな、ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲー♪」と歌い出したジュンは、「本当は水木しげるロードに行きたかったんだが、最強タッグ優勝するまで我慢するとしよう。だったらお前も優勝して、この大山Gビール飲めばいいじゃないか」と呼びかけた。
これにはレイも「お前の言うとおりだな。あまりのビール飲みたさに一瞬、我を忘れてた」と納得。「さっさと斉藤ブラザーズ、全勝優勝して、またここに戻ってくるぜ」と宣言した。思わず欲に負けそうになったレイだが、最強タッグ制覇にかけるモチベーションをさらに高めた。斉藤ブラザーズの快挙達成は日増しに現実味を帯びてきた。
【試合後のジュン&レイ】
▼レイ「フォー! 勝ったぜ! これで無傷の6連勝だ!」
▼ジュン「これで6連勝。また全勝優勝に一歩近づいたな。最高だ(とビールを飲む)おいしい」
▼レイ「まあ、さっきもリング上で言った通り、今までこの世界タッグのベルトを持ったまま最強タッグを全勝優勝したヤツは一組もいねえ。俺たち斉藤ブラザーズが必ずこのまま全勝優勝して、最初の一組目になってやるぜ。楽しみにしてろ。フォー!」
▼ジュン「今はどうしても俺は甘いものが食べれなくて、なんでこんなことになったんだ。お前はビールを飲めないけど、それは優勝して、またここ米子に戻ってきて堪能しようぜ。俺も水木しげるロードに行きたいし。(レイがビールを取り返そうとすると)ダメだって。禁酒してるんだからダメだって(と胸板にチョップ)」
▼レイ「お前もスイーツ、ダメだからな。DOOM」