『SUNNY VOYAGE 2024〜ROAD TO BUDOKAN〜』新宿FACE(2024年12月1日)
○ジャック・モリス&ダガwithヨシ・タツvs清宮海斗&杉浦貴×

　黒く染まった狂乱男・小澤大嗣がリングネームを『OZAWA』に改め、元日・日本武道館大会で清宮のGHCヘビー級王座に挑戦することが決定的となった。一方でGHCタッグ挑戦に向けて「パートナーを発表する」と予告していたモリスは、具体名こそ明かさなかったものの「史上最大のX」との挑戦を宣言した。

　前夜の品川大会に出現して清宮を襲った小澤。元日武道館でのGHC挑戦実現へ勝手に持ち込んだ調印書に”強制調印”させる構えをみせていたが、予告通りに清宮の試合中に姿をみせた。

　ことあるごとに場外から野次を飛ばして試合を妨害。ブチ切れた清宮もついに場外へと飛び出すと、試合そっちのけで小澤相手に大暴走し、場内を引きずり回した。

　ところが、これでパートナーの杉浦が孤立。孤軍奮闘した杉浦だが、ヨシ・タツの介入もあって動きを止められてしまう。逆に杉浦のGHCタッグ挑戦を狙うモリスが、タイガードライバーで直接3カウントを奪った。

　前日に「新宿でパートナーを発表する」と予告していたモリスは、すかさずマイクを握るや「残念ながらパートナーはヨシ・タツじゃない」とやって場内を安堵?させると「パートナーが聞きたいか?」と煽りつつも肩透かし。具体名は明かさずに「史上最大のXだ」とだけ明かした。

　続いて今度は清宮がリングイン。「今ここでやってやる!上がってこい!」と小澤を激しく挑発だ。小澤は「怪我してるって言ってんだろうが。この卑怯者が! そんなことより調印書にサインしろ」と拒絶しながら要求したものの、清宮は「やらねえって言ってんだろ! 今やってやるからかかってこいよ」と取り合わない。

　仕方なく小澤がリングに上がると、清宮が血相を変えて襲いかかったが、小澤はあざ笑うようにサミングで黙らせるや、アームドラッグから鮮やかなスクリューキックを発射。やはり負傷がウソのような動きで一撃で清宮を大の字にするや、サンダーファイヤーパワーボムで叩きつける。さらにはワンステップでコーナー最上段に飛び乗って、鮮やかなフェニックススプラッシュを投下して場内をどよめかせた。

　そのままKO状態の清宮の腕を使って「きよみや」と調印書に強制サイン。高笑いの小澤は「今、正式に1月1日、日本武道館でGHCヘビーを懸けて試合をすること決定しました。俺の個人的な積年の恨みをここで晴らす! アーッハッハッッハッハ〜!!」と清宮の頬を舐め回して狂乱性をあらわにした。

　そしてバックステージではリングネームを『OZAWA』と改めることも自ら発表。名実ともに生まれ変わった狂乱男が、NOAH不動の中心に元日武道館の大舞台で襲いかかる。

【小澤の話】「待て待て待て待て待て待て。あと1個伝え忘れたことがある。俺のリングネームは今日からOZAWA。O・Z・A・W・A、OZAWA。じゃあ、そういうことで。よろしく。バイバ〜イ」