【新日本】オーカーン&HENAREがTMDK返り討ちで首位タイ堅守 1・5東京ドームへヤングバックス処刑宣言

『WORLD TAG LEAGUE 2024』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2024年12月1日)
Bブロック公式戦 ○HENARE&グレート-O-カーンvsマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト×

 オーカーンが雪辱に燃えるTMDKを返り討ちにして、WORLD TAG LEAGUE・Bブロック首位タイを堅守。1・5東京ドーム大会でのIWGPタッグ王座防衛戦に向けて、挑戦者ヤングバックスの処刑を宣言した。

 現在、3勝1敗のUNITED EMPIRE・オーカーン&HENAREと2勝2敗のTMDK・ニコルス&ヘイストは11・4大阪大会でIWGPタッグ王座を懸けて対戦。オーカーン&HENAREが勝利してIWGPタッグ王座を奪取した。タッグリーグ公式戦で1ヵ月ぶりに同じ大阪で再戦。TMDKにとっては雪辱戦となったが、現王者が実力を改めて見せつけた。

 お互いを知り尽くしている両チームの戦いはタイトルマッチさながらの熱闘となった。ニコルスのエプロンDDTからHENAREが劣勢。TMDKは連係攻撃も駆使して、HENAREの首を狙い撃ちにする。それでもHENAREはニコルスと痛み分けに持ち込むと、あとを受けたオーカーンが反撃開始。ニコルスを投げまくって、流れを五分に戻した。

 その後も一進一退の攻防が続いたが、決定機を先に掴んだのはリベンジに燃えるTMDKだった。帝国軍のIMPERIAL DROPを阻止すると、HENAREに合体技エレクトリックブルーをズバリ。ラリアット&マッケンローも繰り出すと、その後も猛攻を続ける。

 しかし、TMDKが再び合体技を仕掛けた場面で、斬り込んだオーカーンが二段蹴りを、HENAREがヒザ蹴りをねじ込んで形勢逆転。帝国軍はヘイストを合体シットダウンパワーボムで叩きつける。ニコルスが急行してもオーカーンが返り討ちにして排除。ヘイストは孤軍奮闘したものの、HENAREが頭突きをぶち込み、ランペイジがさく裂。最後は合体技IMPERIAL DROPでヘイストを沈めた。

 オーカーン&HENAREがTMDKの雪辱を許さず返り討ち。リーグ戦4勝目を手にして、首位タイをキープした。試合後、マイクを持ったオーカーンは1・5東京ドーム大会でのヤングバックスとのIWGPタッグ王座戦に言及。「AEWの副社長ごときが、新日本プロレスのリーグ戦中に挑戦表明してきやがった。これはこのリーグにかかわるすべての者に無礼を働いたってことだよ」と断罪し、「新日本のタッグチャンピオンとして、あの無礼者ども、ヤングバックスを必ず処刑する!」と宣言した。

 さらに、UNITED EMPIREのジェフ・コブ&カラム・ニューマンを改めて決勝の相手に指名したオーカーンは「ひれ伏せ、愚民ども!」と叫んで大阪大会を締めくくった。次戦は12・4佐賀大会。オーカーン&HENAREはナチュラル・クラシックスと、TMDKはタイチ&TAKAみちのくとそれぞれ対戦する。