AEWコリジョンが現地時間11月30日、イリノイ州シカゴで行われ、オカダ・カズチカが『AEWコンチネンタルクラシック』初戦に登場。ダニエル・ガルシアとのシングル王者対決に臨んだものの20分時間切れドローに終わった。
『AEWコンチネンタルクラシック』はシングルリーグ戦で、3日前の『AEWダイナマイト・サンクス・ギビング・イブ2024』で開幕。試合は20分1本勝負で、勝ち3点、負け0点、引き分け1点。12・28『AEWワールドエンド』で優勝決定戦が行われる。
AEWコンチネンタル王者・オカダはカイル・フレッチャー、ガルシア、マーク・ブリスコ、シェルトン・ベンジャミン、ザ・ビースト・モルトスが属するブルーリーグにエントリー。この日のメインイベントで初戦を迎え、TNT王者・ガルシアとのシングル王者対決に臨んだ。
普段は白を基調としたコスチュームのオカダだが、この日はWWEでUS王者となった中邑真輔を意識しているかのような黒で統一された姿で登場した。オカダがマネーインクで絞め上げると、耐えたガルシアは串刺しラリアット連打、顔面ウォッシュで反撃。柴田勝頼ばりにスリーパーで絞め上げてからPKで蹴り飛ばす。シャープシューターで捕らえ、オカダが逃れても場外のイスに座らせてドロップキックを突き刺した。
この一撃でオカダは右肩を痛めた様子を見せたが、これは三味線。向かってきたガルシアをイスで殴打し、硬い床にDDTで突き刺して高笑いを上げた。ガルシアがリングアウト寸前に戻ってくると、オカダは再びDDTでグサリ。ガルシアもトップロープからの雪崩式ブレーンバスターで逆襲したが、オカダはリバースネックブリーカーで返り討ちにした。
残り時間がわずかとなっていく中、オカダはダイビングエルボードロップで追い討ち。中指を突き立てたが、粘るガルシアはアンクルホールドで絡みついた。逃れたオカダはショートレンジラリアット、ドロップキック、開脚ドライバーで一気呵成にたたみかけたが、レインメーカーには持ち込めず。ガルシアシャープシューターに捕まったままタイムアップのゴングを聞いた。
王者対決は時間切れ引き分けに終わり、オカダ、ガルシアともに勝ち点1を獲得した。試合後、オカダは右手を差し出し、ガルシアが握手に応じようとすると中指を突き立てた。また、同じブルーリーグではこの日、フレッチャーが初戦に登場し、モートスに快勝。ゴールドリーグではウィル・オスプレイがジュース・ロビンソンを撃破した。