現地時間12月1日(日本時間2日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地デルタ・センターでユタ・ジャズと対戦。105-104で勝利し、今季成績をウエスタン・カンファレンス5位タイの12勝8敗(勝率60.0%)とした。
両軍のスターターは、レイカーズがダルトン・コネクト、八村塁、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスの4人に加え、前試合で激しく転倒したオースティン・リーブスが欠場したため、ゲイブ・ヴィンセントが今季初先発。対するジャズはキヤンテイ・ジョージ、コリン・セクストン、ラウリー・マルッカネン、ジョン・コリンズ、ウォーカー・ケスラーがスターティングラインナップに並んだ。
この日はリーブスに加えてディアンジェロ・ラッセルも欠場と、苦しい台所事情となったレイカーズ。普段はローテーション外の選手も起用していくなかで、前半はウエスト14位に沈むジャズを相手に、終始リードを許す厳しい展開を強いられる。
しかし5点ビハインドを背負った第2クォーター残り2分半から、9-2のランを展開し逆転に成功。ファーストハーフだけで15得点&7リバウンドを奪ったデイビスの活躍も光り、58-56でゲームを折り返した。
第3クォーター、レイカーズは残り6分からデイビスの連続得点などで16-5の猛攻を仕掛け82-74と8点のリードを奪取。だがジャズもマルッカネン、コリンズらの得点で懸命に食らいつき、86-81とレイカーズの5点リードで第4クォーターを迎えた。
ラスト12分は、レイカーズが引き離してはジャズが追いつく展開を繰り返す。八村が連続3ポイントを決めればセクストンが連続得点でお返し、レブロンが連続得点でやり返せばジョージのバスケットカウントなどで1点差まで接近と、一進一退の攻防が展開される。
しかしジャズのオフェンスで迎えた残り1.4秒、セクストンが逆転弾を決めたと思いきや、直前にウィル・ハーディHC(ヘッドコーチ)がタイムアウトを取ってしまう痛恨のミス。その後の攻撃は失敗し、レイカーズが辛くも逃げ切った。
八村は第1クォーター残り11分14秒、トランジションから豪快なボースハンドダンクをお見舞い。残り8分32秒にはレブロンのインバウンドパスをゴール下で受け、ターンアラウンドのフェイダウェイジャンパーを沈めてみせた。
第2クォーターは残り8分22秒、ミスマッチを突いてゴール下で陣取り、レブロンのアシストを受けて力強くフィニッシュ。第3クォーターは残り8分53秒、ペイントアタックを仕掛けセクストンのファウルを誘発し、獲得したフリースローを1本成功させた。
ここまで7得点をあげてきた八村だが、3ポイントが1本も決まっていなかった。しかし第4クォーター10分31秒、この日6本目の試投でついに沈めると、続くオフェンスでも右コーナーから連続ヒット。差を2点から8点に広げる値千金の活躍に、本人も2本目を決めた後に咆哮してみせた。
その後も速攻時にレブロンとのツーメンゲームから“師匠”のダンクをお膳立てするなど、随所で見せ場を作った八村。最終的なスタッツは、チームトップの40分25秒出場し13得点(フィールドゴール5/11、3ポイント2/8、フリースロー1/2)、7リバウンド、3アシスト、2スティールをマークした。
アウェー4連戦の初戦を終えたレイカーズ。次の試合はバック・トゥ・バックで2日、敵地ターゲット・センターでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦する。ここ5試合で1勝4敗と調子を落としている相手にしっかりと勝ち切り、連勝を飾りたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】レブロン、八村塁らが所属するレイカーズの試合を華やかに彩る“レイカーガールズ”を特集!