日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)6話が1日に放送。神木隆之介が演じる端島の青年・鉄平の現状を考察する声が寄せられている。
■青春・家族の物語 ※ネタバレあり
(『海に眠るダイヤモンド』/©TBS)
昭和の高度成長期・1955年ごろの長崎県・端島と現代・2018年の東京を舞台に、そこに住む人々の愛・友情・家族の物語を綴る同作。
6話では、1963年の端島で朝子(杉咲花)が屋上緑化を進める園芸部を設立し奔走、さらに結婚ラッシュが。鉄平の兄・進平(斎藤工)は博多から逃亡してきた歌手・リナ(池田エライザ)と結婚、幼なじみの賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も結婚して島はお祝いムードに包まれていた。
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■コスモスを植えたかった朝子
お互いを意識しながらもなかなか仲が発展しなかった鉄平と朝子だが、園芸部での活動を通じて仲を深めていく。
2組の結婚式を終え、朝子は「本当はこれ植えたかったとよ」とコスモスの種を鉄平に見せ、「(庭園のある)屋上いっぱいのコスモス見たかったな、だけどみんな『食べ物のほうがよか』って」と吐露。来年植えればと提案された朝子が「来年は田んぼが作る。端島で取れたお米ば食べるのが当座の目標」だと返すと、鉄平は「応援する。手伝うけん」と笑顔をこぼした。
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■鉄平と朝子の仲が進展
朝子が、両親に「行き遅れる」と結婚を急かされるのに嫌気がさして食堂での仕事をストライキ、園芸部を設立したと知った鉄平が「(結婚)しとなかと?」「朝子の自由なんだけど、それは…でも、そうなの?」と寂しそうにつぶやく。
そこから意を決した鉄平が、「朝子が好きだ」とついに告白、うれしさを隠しきれない朝子と2人で笑い合う。
ここで朝子は鉄平に「私お婿さんになる人とコスモス植えたいけん、持っていて」とコスモスの種を渡す。「あの…どういう意味?」ととぼける鉄平に、朝子は「このふうけもん(バカもん)が」と照れくさそうに呟いていた。
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■50年越し…朝子の意味深なセリフ
現代・2018年の東京では、いづみこと朝子(宮本信子)が発見した鉄平の日記を鉄平にそっくりなホスト・玲央(神木)が読み、日記に貼っていた「コスモスの種」を庭に植えていた。そのコスモスの芽が咲いたと知ったいづみは感極まった表情を浮かべる。
玲央は「いや、50年前の種でもちゃんと芽が出るんだね」と感心しつつ、「鉄平っていまどこにいるの?」と質問。いづみは「秘密」ととぼけたが、「私も知らないの。彼が、鉄平がどうなったのか」と意味深な言葉を残して6話は幕を閉じた。
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■鉄平の「その後」を推測
鉄平と朝子の甘酸っぱいやりとり、現代のいづみが匂わせた「鉄平のその後」に視聴者も敏感に反応している。
「50年前の種を植えてた玲央…感動するね」「朝子が鉄平に手渡した使われることのなかったコスモスの種が、50年の時を経て、鉄平にそっくりな玲央が育てて芽を出したっていう流れがもう」との声が殺到。
また「コスモスが植えられないままだったの、お婿さんにならなかったの確定で心が死んだ」「種渡したの遠回しに逆プロポーズで素敵なのに、種が現在も手付かずで残ってるのめちゃくちゃ切ない…」と鉄平と朝子のその後を推測する声もあった。
■ポスターでの考察も
鉄平と朝子が結ばれなかった、鉄平がすでに亡くなっているのではと予想させた今回の放送。キャストが勢揃いした同ドラマのポスター・メインビジュアルで、それぞれが左右どちらかを向いている点に注目する視聴者も。
「過去は左、未来は右って表現があるけど、1974年の閉山までに端島で亡くなった人は左方向を見て、時期関わらず島を出て当時生きてた人は右方向を見てる?」「ポスターの人物の向きで生きてる人と死んだ人を考察してた方いたけどいづみさんが鉄平の行方が分からないって言ってたから信憑性帯びてきた…だとしたら鉄平と同じ向きの人たちって…」と考察が白熱していた。
■『海ダイ』ポスターの鉄平に注目
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(文/Sirabee 編集部・サバマサシ)