・違いはあるのか?
いざ見比べてみると、トップバリュは具材、特にキクラゲの量が明らかに多いような気がしないだろうか。
何も言われなかったら、むしろ永谷園の方がPB(プライベートブランド)商品だと勘違いしてしまうかもしれない。これは予想外の展開である。
それではお先にトップバリュから。
まず印象的なのが、春雨の柔らかさである。博多ラーメンで言うなら間違いなく「やわ」。記憶の中の麻婆春雨とは少し異なるような気がしないでもないが……。
ただ、味自体は我々がよく知る “あの麻婆春雨” に近い。これで40円安いなら、今度から永谷園じゃなくてもいいかも……なんてことを考えた。
しかし、永谷園を食べて思った。
全然違ぇ!!!!
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・想像以上の差
ハッキリ言おう。まったくの別人である。似たような原材料のはずなのに、スープのコクや旨み、食材(特にキクラゲ)の食感、香り、後味に至るまで何から何まで違う。
おかしいな……。最初にトップバリュを食べた時はいつもの麻婆春雨の味のように感じられたのに、時間を置かずに食べ比べると印象がまるで変わるのだ。
近くにいた妻にも食べてもらったところ、同じような反応を示した。先に食べたトップバリュに対して「普通においしい」と言ったと思ったら、永谷園を食べた途端「それ(トップバリュ)はもういい」と手のひらクルクル。鬼畜なのか我が妻は。
ただ、たしかにトップバリュには永谷園を食べた時の、あのすべてのピースがあるべき場所にハマっているかのような感覚が欠けているかもしれない。ぶっちゃけ勝負にならないと思う。100対0で永谷園の勝ちである。
おそらくトップバリュ単体で食べたらこういう感想にはならないだろうが、それでこそ今回の検証に意味があったというもの。43円の差はあまりにも大きかった。