現地時間11月30日(日本時間12月1日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地フットプリント・センターでフェニックス・サンズに105-113で敗れ、4連敗を喫した。
開幕15戦を12勝3敗(勝率80.0%)で終え、一時はウエスタン・カンファレンス首位にも立っていたウォリアーズ。しかし翌1日を終えた時点で、ウエスト4位の12勝7敗(勝率63.2%)へと順位を落としている。
サンズ戦ではステフィン・カリーが23得点、7リバウンド、4アシスト、アンドリュー・ウィギンズが18得点、ドレイモンド・グリーンが13得点、7アシスト、2スティールを残すなど、計6選手が2桁得点を記録。
ディアンソニー・メルトンが左ヒザ前十字靭帯(ACL)の手術を受けたことで今季残り試合全休となったなか、依然として12選手が平均12.1分以上のプレータイムを得ていて、サンズ戦では2WAY契約のパット・スペンサーを入れた13人ローテーションで戦っていた。
するとカリーは試合後、チームのローテーションについて米スポーツ専門メディア『The Athletic』へこう話していた。
「リズムを掴めるように、試合ごとにもっと予測可能な状況にする必要があるかもしれない。1人か2人減らすかって?そうかもね」
今季のウォリアーズは、カリーでさえプレータイムが平均29.9分に抑えられていて、メルトンを除くと平均20.0分を超えているのはカリーとウィギンズ、グリーン、ブランディン・ポジェムスキー、バディ・ヒールド、ジョナサン・クミンガのみ。
そんなローテーションメンバーのうち、27日のオクラホマシティ・サンダー戦で17分21秒プレーして10得点、3アシストを記録しながら、サンズ戦で7分15秒の出場時間にとどまったカイル・アンダーソンや、モーゼス・ムーディーを例に出し、カリーはチーム状況についてこう指摘していた。
「すごく難しいんだ。今夜のモーは2分、カイルが7分だった。モーは2試合前に15得点して、次の試合では後半で4分(実際は5分36秒)だ。みんなにとって難しいね。コーチ(スティーブ・カーHC)の仕事はタフな決断を下すことにある。彼を助けるのが僕らの仕事なんだ。プレーできなくても拗ねたりせず、(ネガティブなことを)ロッカールームへ持ち込んではいけない。それは誰の助けにもならないんだ」
プレーオフに入ってからも13人ローテーションで戦うことは考え難いものの、今はあくまでレギュラーシーズンの序盤戦だけに、カーHCは今季のロスターにとってどの布陣が最も効果的なのか、試行錯誤を続けている段階なのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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